ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




ゲルマン魂、ここにあり!
2002年06月25日(火)
サッカーW杯準決勝、ドイツvs韓国戦、とっても清清しい気分で観る事ができました。ずいぶん、ドイツも審判の微妙なジャッジには苦杯をなめされて来ているし(今回イエローをもらって決勝に出られなくなった、バラックの目の下の傷は、対戦選手のスパイクによる傷!でも、その相手の選手はファウルさえ取られなかった!!おかしい!!)、韓国も色々言われてプレッシャーだったと思うので、今回の試合が、とってもクリアな形で勝負がついて、ヨカッタ!
試合前日のカーンがドイツのマスコミに対して話した事。
「次の試合(韓国戦)でも、ドイツに不利なジャッジが1つか2つあるだろう。しかし、抗議する事など考えない。さらに1点を取る努力をすべきだ。2点目も認められなければ、3点目を決めるべきだ。」
(朝日新聞にも、このくだりが引用されていました。)
ドイツ人らしい、覚悟の決め方、そして堅実なカーンの人間性を現している気がして、ますますファンになってしまいました。
不屈のゲルマン魂が、まだここに残っていた!
そして、それを体現したかのような激闘90分。はっきり言って、ドイツがこんなに押せ押せ!の試合はハジメテ。カーンがいなけりゃ、とっくに負けてる!という今までの試合を覆すほど、フィールドの選手がすごく余裕の動き、そして堅実な地道な、いつものドイツサッカーを魅せてくれた、と思います。押されていても、押していても、変わらない、周りがすべて相手国を応援していても、平常心。うーん、ドイツ人らしい。
思えば、今までドイツと対戦して負けた国は、どこもさっぱりとした顔をしていた事が印象的。負けて、選手が悔しさで泣き崩れるシーンは、あまりなかったように思う。今のドイツは決して、かつてのような強国でも、サッカー王国でもない。ブンデスリーグで活躍する花形選手たちは、外国人が多く占めているし、皇帝ベッケンバウアー(古!)以来、スター選手というスターを輩出していない。
奢らず、淡々と勝つ、そんなチームが夢の決勝戦へ!心から敬意を払いたい。横浜での試合、とっても楽しみ!









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