ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




手を差しのべる事
2002年10月06日(日)
ここ半年、ねこえの出産やあんずの死を通して、自分の無力さとか人との繋がりの有難みをひしひしと思うようになった。
はじめて相談した先は見知らぬ猫のボランティアの方で、とても親切に助言をくださった。今思えば、あの電話をしなければ、ねこえの不妊手術ができるなんて思わなかったと思う。
ねこえは、とても神経質な猫だし、その頃は抱く事もできないコだったのだ。
こねこえ達が現れて、自分で色々と動物病院を調べたり、電話をかけたりしているウチに状況が少しずつ変わって来た事も幸運だった。
ねこえはだんだんと私に懐いてきてくれたし、家の中で過ごす時間が多くなってきた。「病院に連れて行けるかもしれない・・・。」勇気がわいた。
近所の方でワンちゃんや猫ちゃんを飼っている方に色々と聞いてまわった事が評判になって、ボランティアをしておられる同じ町内のWさんを紹介してもらった。
かつて1人で悩んでいる時には、こんなに近くに一緒にねこえの事を考えてくれる人たちが沢山いるなんて考えもしなかったのだから、オドロキだ。
遠くにいる人、近くにいる人、手をさしのべてくれた皆さんの厚意が本当にありがたくてならなかった。
獣医さんやスタッフの方も皆さん、一緒に一生懸命考えてくださって、時間や手間を割いていただいたり、的確なアドバイスをくださった事も、本当にありがたい。
今回のねこえの事ではイヤな思いとかこれっぽっちもなくて、皆が応援してくれたから、私も背中を押されて成し遂げられた。
助けて欲しい時には、思いきって「助けて!」って言わないといけないんだなあ・・・。
手をさしのべる事って、お節介になりはしないか、傲慢だと思われないか、色んな事を考えてしまって、なかなかできないものだから。
自分も手をさしのべてもらって、助けていただいたのだから、どんな事でもいい。困っている人や「助けて!」って言ってる人に、あたたかく手をさしのべられる人間でありたい。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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