ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




悲しき連鎖
2003年01月07日(火)
「ぶつぶつ」にも書きましたが、ウチの猫あわゆきを病院に連れていく事ができませんでした。ふがいない飼い主です。いや、私が飼い主と名乗っているだけで、ねこ達は「飼われている」なんて思っていないでしょう。たまたま生まれたのがウチの庭で、たまたま母猫に育てられたのがウチの和室なだけなのです。
ねこにとっては病院に連れて行かれて注射されたり、不妊・去勢手術されたり、というのは迷惑・苦痛以外のなんでもない事なのはよく分かっているので、私もつらい・・・。
でも、この住宅地で闊歩しているねこ達が許されているのは、「えさをあげている人間=飼い主として責任を持つ事」という暗黙のルールがあるためです。
ねこえは、外で鳴く発情したオス猫の声を聞くと、何かもどかしそうな、切ない目をして私を見つめます。そして、そっと寄り添ってきます。
「私がねこえのメスの機能を取り上げてしまったようなものだもんね。ごめんね・・・。」ずっと、ねこえの気が済むまで、撫で続けます。悲しい・・・本当に悲しいなぁ・・・。
せっかくねこえが躾けた野生の力を持つ3匹のこねこえ達も、そろそろ不妊・去勢手術の時期にきています。(あくまで人間の尺度で言えば、ですが。)
こねこえの代で、この悲しい連鎖は終わらせなくては。
私が今さら責任を放棄する事などできないのだから・・・。









設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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