約半年前、私にマネジメントを依頼してきたギタリストがいる。
彼は現在も東京在住で活動中なのだが、実家が札幌なので、たまに札幌に来て、こちらでも仕事をしているのだ。
北海道で仕事をする際の彼のマネジメントを私が引き受けたのだが、今の彼は新人プロデュースで忙しく、ほとんど北海道には来ていないのよね。
私もなんやかやと他のアーティストや役者に関わってるので、お互いに会う機会も減ってるのが現状。
このお正月に帰省した彼と会うのは4ヶ月振りかな。
彼は事務所を離れてからフリーで動いてる期間が長くて、全部自分で自立して仕事してるから、私にしたら管理上の面倒な事が一切ないかわりに、突然の仕事依頼も多くて居場所も把握しきれない現実もある。
彼らのような音楽家は、印税 という素晴らしいシステムがあるので、一定期間仕事すれば、ノンビリできる時間の余裕がとれるのである。
でも、逆にいえば、腕がおちて、仕事の声がかからなければ収入もなくなるシビアな業界。
ギタリストとして、プロデューサーとして、まだ現役で活躍する彼は、見た目はちっともミュージシャンに見えないのが面白い。
たまにTVで見かけて 「おお、元気でいるな」 と確認する程度でいる私。
こう書いてると、彼のマネージャーとしてのじゅんこさんの無責任っぷりを感じるだろうけど、実際こんなもんですよ。
お互いが自立した人間であれば、細かい管理も必要ないし、べったり一緒にいなくても、仕事にはなんの支障もでないのです。
で、今回札幌に帰省した彼と、いつものように朝まで飲み明かした。
夕方の5時に始まって、翌朝の9時まで、日本酒と泡盛と焼酎と飲み倒したなあ。
途中、何件か立ち寄って恩師に会ったり、某バンドメンバーとばったり会いながら、てろんてろんになるまで飲んでしまったわよ。
でも、酔うのは彼だけで、私はマネージャーとして彼をきちんとお宿に帰すまでは酔えない・・・。
なんかズルイよなぁ〜といっつも思うけど、しょーがないよね。
そんで、朝の9時過ぎに漫画を読むために、酒臭いうちらはインターネット喫茶でひとやすみ。
漫画を読んでる最中、じゅんこさんは友人からお誘いの電話かかってきたんで席をはずしたんだ。
電話が終わって席に戻ると、うちのギタリスト君は爆睡体制になりつつあった。
じゅんこさん 「ねえ、私さ、友達と会う事になったから先に出るけど、どうする?」
ギタリスト 「ん・・・むにゃむにゃ・・・眠いから寝てこうかなあ・・・。」
じゅんこさん 「じゃさ、私の分だけ精算してくから、起きたらちゃんと帰りなさいよ」
ギタリスト 「あ・・・それじゃ、握手! また会おう・・・もう寝る・・・・」
じゅんこさん 「明日の飛行機もちゃんと遅れないで乗りなさいね、じゃね」
と、酔っ払って眠るギタリストをほったらかして、私は友人とのお食事に行ったのであーる。
翌日、東京に戻る彼の見送りも、じゅんこさんは行かなかった。
どこまでも無責任なマネージャーだね。 ま、ジェネラルだから許される、と。
どの仕事もそうだが、スタジオの仕事も急には休めない。
ロケが続く時も、直前の日程変更や当日いきなりの時間変更とか、そっちの世界では当たり前な事でも、一般の仕事では考えられない状況が多いのさ。
いまんとこ、どちらにも足をつっこんでる私は、その一般の仕事の時間帯が辛いのだ。
私が寝る時間をとれない理由はここにある。
だから、私に関わるアーティスト諸君達にはすべてにおいて、プロフェッショナルを要望する。
こっちも命がけでやってるんで、無駄に甘えないでいただきたい。
よろしく頼むね〜。
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