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■ 水無月
雨に濡れている紫陽花を ほんの少しながめていた
傘を差している自分が ちょっぴり滑稽に思えて
街にひびく雨音に耳をすませば コンクリートも人と森とをつなぐ手段にもなるさと
詭弁にも韜晦にもならない妙な理屈で 斜めに見える世の中をたまには修正する
空は何処までも高く 地平線は何処までも続く
地図でわかった気になるんじゃなくて 旅をしながら確かめていくこと
人はそんなに狭いところに閉じこめられてやしない
明日雨が降るのかなんて たいした出来事じゃないのかもしれない
紫陽花をながめながら
人知れずそんなことを思った
2007年07月04日(水)
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