度々旅
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最近、また植物を育てたりしたいなと思っている。 私が、この部屋で育てたものは、少なくはないのだが、 今では全員いなくなってしまった。 逃亡を繰り返していたハムスターも、今ではいない。
だから、心の中に刻んでおくべく、ハムスターの名前 こげんきを使わせてもらっている。 こげんきは、すでに2号までいたので、私は、こげんき3号というわけだ。
私の実家は、都会で狭いにもかかわらず、 なかなか素敵なお庭だ。 欅や、百日紅、松、紅白の梅、椿、紅葉、笹、 などなど、所狭しと生きている。 夏が近づくと、蛙くんも、げこげこと泣き出す。
実家にいた頃は、植物を育てたいという気持ちは、 殆どなかった。唯一、小さなサボテンを育てていたくらいだ。 そのサボテンは、ジュースの缶に土を入れて小分けされ、 今だに増殖中。サボテンというのは、無精者の私には、 非常に相性が良い植物だ。
私が、自ら、畑が欲しいな、植物と暮らしたいなと思うように なったのは、ここ数年の気がする。 旅先のインドで知り合った、若い夫妻がいた。 彼らは、日本に帰ってから、九州の田舎で、自給自足に生活を目指し 生活している。 彼らの所へ18切符で、野宿しながら遊びに行った時、 一週間ほど、畑を手伝った。 あの生活が忘れられずにいるんだなあ。 命を感じながらの生活は、本当に素晴らしいものだ。
小さいベランダで、再び植物を育てるべく、 大出費で、植物を育てる本を買ってしまった。 何を育てようかしら。 わくわくしながら、ページをめくっている。
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