度々旅
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私は雨の日が大好きだ。雨が降っていると、部屋でぼーっとしていても良いのだよと言われているような気がする。 天気の良い日は、何かをしなければならいような気がしてしまう。 そして、何もせずにいた自分に、とほほ。と思ってしまう。
しかし、天気の良い日、洗濯物や、布団を干すというのも、また幸せ。 昨日は、布団カバーやシーツを洗い、布団を干した。ふかふかのお布団での目覚めはとても気持ちが良い。 ぬくぬくと布団にくるまりながら、起きなければと思いつつも、幸せの世界から抜け出せず、せっかくのお休みも起きたのはお昼ごろ。
今日もせっせと洗濯をする。天気の良い日、窓を開け、洗濯機が洗濯をしてくれている間を本を読みながらすごすのはなんだか心地良い。 洗濯物が風でなびく隙間から、窓の外をのぞきつつ、 一昨日なけなしのお金で手に入れた、テイ・トウワの曲を聴きながら、テキストを読む。
あああ、こういうのが幸せというのだなぁ。
ゆっくりとした時間の中で感じる幸せは、とっても小さいものだけれど、温もりがある。いつの季節でも、どんな天気でも、そんな小さな幸せは隠れている。その一つ一つを拾いながらの生活。 そんな幸せは、大きく心に残るのではなく、ひっそりと音や匂いとして私の中に残り続ける。
洗濯ということでいえば、これからも一生洗濯をして私は生きていくであろう。一生続くということに幸せを見出せたというのは、なんとも素敵。 今まで川で洗濯をし、旅先で洗濯をし。その一つ一つが、とっても温かな感触を私の中に残している。 そんな感触を思い出しつつ、毎日洗濯に励む。
なんて、素敵な日常。
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