度々旅
INDEXpastwill


2004年11月02日(火)

 なんだかここ一ヶ月くらい、生きているんだか何しているんだか、夢の中にいるような現実感の無い日々を送っていた気がする。とことん寝て、とことん堕ちて、這い上がって来たような感覚。で、気付けば論文提出まであと2ヶ月ないじゃありませんか。マジですか???今まで読んだものがどこかへ行ってしまったのではないかと思う程、頭の中は空っぽの日々だった。それが、やっと頭が動き出した。
 先のことばかり考えて、タナトフォビア復活の日々を送っていた。最近この言葉を知ったのだけれど、訳せば死恐怖症。うまく言えないし、説明しようとすると恐怖の感覚が目を覚ますので詳しく書きませんが、まぁ、無とか死とか、無限とか宇宙とかとにかくそういうものを考えたりすると、発作みたいのが起きるのです。小さい頃からあったこの症状。ふとしたことをきっかけに、体の中にうわあああああと、とてつもない恐怖が広がってくる。この症状が、発作であると知り、これも一種の恐怖症なのだと死ってから、だいぶラクになりました。ここ数年、この症状は消えていたんですがね。今年に入って、これが復活して、かなり生きにくくなり、夜が嫌でたまらなかった。
 難しいところで、これが起きると、日常に支障を来たし始める。で、日常に専念できなくなって、発作が起きやすくなるという悪循環。あぁ〜。閉所恐怖症やら、高所恐怖症やらよくわからなかったのだけれれど、自分のこの感覚が恐怖症の一種だとわかるようになってから、なる程なと思う日々。日常のことに追われるのが、これから逃げる一番簡単な方法。というわけで、やっと動き始めた頭を論文に集中させるのだ。


こげんき |MAILBBS

↑エンピツ投票ボタン
My追加