度々旅
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同居人が休みということで、午後花見を見に上野に行った。そう、花見が目的なのではなく、花見をする人、そしてそれに群がる人を見るのが目的。相変わらず、ひねくれた感じ。 昔私が祖父と桜の時期に動物園に行ったとき、上野の山には面白い人がたくさんいた。酔っ払いや、カラオケしているオッサン、戦争に行って片腕を無くしたと書いた紙の前に座って金をせびる、片腕隠しているオッサン等々。とにかく楽しい人がたくさんいたのだ。それをかねてから同居人に話していたので、是非見てみたいと言うお言葉。 なのにだ。今はカラオケは禁止だし、片腕のオッサンはいない。それどころか、こんなに混んでたか?平日だぞ。テレビで毎年やる花見の様子がただ繰り広げられているだけだった。つまらなーい。芸を疲労しているのは、日本人ではなく外人だったし。それも、バイオリン弾きや動くマネキンパフォーマンスだ。何か違う・・・。ちなみに、動くマネキンには人は群がるものの、誰もお金を袋に入れてあげないのでマネキンも動くにも動けない。かわいそうになって、同居人が100円あげたら少し動いた。 一通り花見見物を終え、上野動物園にも寄ってみた。すっごい久しぶり。新しい(といっても、既に日本に来て数年経っているけれど)象とご対面しようと思ったら、象のオリ変わってるし・・・。何もかも変わってしまうのねと寂しくなった。 上野動物園は私にとって特別な思いのある場所だ。祖父との思い出が詰まっている。それが、ちょっとずつ変わっていくのはやっぱり寂しい気持ちになる。仕方ないんだけれど。でも、そんな中モノレールは以前と同じように動き、動物園の外にある小さい遊園地もどきも昔ど同じく子供達が遊んでいた。あの二つが無くなったら、ショック大きいなぁと思いつつ、上野を楽しんだ。 それにしても、アメ横で昼間から飲んでるスーツのおじさん達。かなりイカしてます。花見の席取りしている新入社員君たちとは観勒が違います。
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