スカビオサ。
いつか消える私から私へ。
私が恐れながら愛していた全ての色へ。
嘘と私を込めて。

2002年09月20日(金) 彼岸花2本だけ畦道に伸びてた。

チュウガッコウが大好きと。
胸を張って言える人なんて、殆どいないだろうな。

私はガッコウに耐えてる。
何で。
別に耐えなくたっていいはずなのに。
私は常識とか世間とかの中に生きてる。

それだけ。





昨日の晩に。
小学校んときの卒業アルバムをみた。
ゆっくりと。


前より敏感になった気怠さを持ちながら。
前より友達に笑うことが多くなった。

前よりハハオヤと会話をするようになった。
前よりカゾクの無意味さを考えながら。

前より何も考えなくなった。
前より世界に背を向けながら。





昔を振り返っていた。







全ての写真を焼いてしまいたいと想った。




















私の昔など燃やしてしまいたいと。











それで。








先に見えるのは安息なのかなぁ。















小さな足。
一人きりの帰り道。
畦道に咲くたった2本の彼岸花。
焼き畑の煙を思いっきり吸い込んで。
これでゆっくり飛べるかなぁって。
ランドセルを背にのっけて。
みんなからの私とを。
田圃の細道を一人小さな足で。
想って歩いた。



想って、歩いていたっけ。



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遠莉。 [MAIL]

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