愛玩人形の抱き方+
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私は病気なのだそうです。なるほど執着も嫉妬もここまでくれば立派な病気でしょう。 「病人の世話をして」と私は頼み、「病人の世話はもう疲れた」とあなたは言います。 となればもう、自分で直すしかありません。けれど私は修理工ではないので直し方なぞ知りません。だから悪いところを取ってしまいましょう。だってそれしか思いつかないから。
あなた。あなた。私は血塗れになるのだから、あなたにだって少しは、血を流してほしいの。喩えるならそういうこと。独りはさみしかった、ずっと。
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