ゲームばかりしている息子たちを見て、とある知人からアドバイスされた。 「小学生の男の子っていうのは、エネルギーをもてあましてるもんだから、ちゃんと親が発散させてやらないといけないもんなんだ。親子で本気でボクシングでもしたらいいんだよ。こっちが本気になって殴っても、大丈夫。でも、うちの子は一度脳震盪を起こして心配したことあったけど・・・」 などと過激なことを真顔でいわれた。 とっさに夫と理人の顔を思い出し、苦笑いしてしまった。我が家の場合、あの二人がボクシンググローブをはめて戦う姿は全く想像できないからだ。 それ以前に、夫と子供たちが親子で体を動かしてコミュニケーションをはかる、ということ自体が考えられない。 どちらかといえば、いっしょに図鑑を見たり、レゴで何かを作ったり、ゲームをしたり。父親は正真正銘のインドア派。
それでも、かつてはゲームに明け暮れていた理人も、最近になって、いろんなスポーツをやりたいと自らいうようになった。身体の成長とともに運動機能が少しずつ発達してきて、体を動かすことが楽しくなったのであろう。 親としては喜ばしいことである。 そこに必要なのが、手ほどきをしてくれる大人。 父親がスポーツを一通りこなす人なら申し分ないのだけれど、わが夫の場合、あまり興味は無いようだ。そもそも忙しすぎて、精神的にも体力的にも余裕が無いであろう。
理想の父親像を掲げ始めたら、きりがない。 父親にも得て不得手があるであろうから、すべての面で子供の模範になるというのは、難しいことかもしれない。 我が家の場合、しいていえば、技術系に関することなら、ほかのお父さんたちに引けは取らないだろう。夏休みの工作を考えているときは、父子共々とても楽しそうだった。
私が思い描く理想の父親像は、前述の格闘技系スポーツパパ、またはアウトドア派パパなんだけど、父親で補えないアウトドアやスポーツなどは、習い事や別の機会でカバーすればいい。だから、我が家は我が家でこれはこれでいいのかも・・・と最近思うようになってきた。
たまに、ママがキャッチボールくらいなら付き合ってあげるよ・・・。 球拾いばっかりでお互い大変かもしれないけど。
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