昨日、ふてくされた顔で清二が帰ってきた。帰りのタクシーの中で、理人と大喧嘩したらしい。清二も頑固者だから、なかなか機嫌が直らない。
「じゃぁ、ママがクッキー作ってあげるよ」 たまたまバターの使いさしが残っていたので、冷凍保存するつもりで、クッキー生地にしておいたのだ。 (普段はめったにそんなことはしないんだけどね。)
夕食前は慌しいからご飯の後でね、と思っていたけど、朝見逃した「まんてん」が入り、「ためしてガッテン」が入ると、そんな気も起こらなくなった。 そのあとは、宿題ラストスパートで、各自就寝。 寝る前にも、クッキー作ってー、なんて清二がぐずったけど、明日明日となだめて、ベッドに就かせた。
今朝、出掛けに清二が、 「帰ってくるまでにクッキー作っておいてね」 と執念深く念を押していったので、けなげな清二のために、昼のうちに焼いておいた。
で、タイトルの通り、焦がしてしまった。 一枚の天板では焼ききれないので、第二弾のクッキーをオーブンに入れた。夕方外出するので、焼きながら早めに夕食を作っていた。 ちゃんとタイマーをかけていたけど、焼き具合を見ることもなく、すっかりほったらかしにしてしまった。 オーブンを開けて、びっくり。こんがり茶色のビタークッキー・・・。
まずいことに、第一弾目のクッキーが仕上がったとき、 「次のもあるから、ちょっとぐらい食べてもいいかな」 なんて思ってつまみつまみしているうち、だんだん止まらなくなってしまって、半分近く私の胃袋の中におさまってしまっていたのだった。 あんなに食べるんじゃなかった。親のくせに。はぁ〜、反省・・・。
あーあーあー、清二、理人、ごめんごめん・・・・・・。 焦げたのに、ヌテラ(ヘーゼルナッツクリーム)塗って、甘くしておいたからさ。
でも、こういうときでもいつも、 「ママの作ったのは何でもおいしいよぉ」 といってくれるんだ。うちのボーズたちは。
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