先週の金曜日あたりから、ふと心が軽くなった。 特別いいことがあったというわけでもなく、嬉しい知らせがあったというわけでもない。ただ、金曜日を境に急にいろんなことに意欲が出てきて、ハードスケジュールも全然ストレスにならない。がしがし動き回れちゃう、働けちゃう、ってなかんじ。
心に春がきたんだな、と思った。 ハートマークのともなう艶っぽい春ではなくて、長い鬱々したヨーロッパの冬を今年もとうとう乗り切ったぞ、と感じるときの心の春。 長くて暗いトンネルを抜け切ったときに感じる安堵感のようなかんじにも似ているかな。特に私はトンネルに入ると無意識に息を止めてしまうくせがあるから、あ、やっと抜けた! という喜びは心に酸素を補給するようなものなのかもしれない。
心の春到来を素直に受け止めると、不思議と周りのものがなんでもかんでも自分にポジティブに働きかけてくれるような気がしてくる。 読むもの聞くもののなかから、今の自分に必要な言葉がすとんと胸におちてくる。 心が冬に支配されていたときは、う・・・こんなの今の私には絶対無理・・・。と逃げ腰になっていたことでも、さぁさ、ここらでひとつがんばろっかなとすら思えてくる。
昨日、JSTVの朝の番組「朝のオアシス」で、過去にスタジオに出演したゲストが残した一言メッセージを紹介しているコーナーがあった。それぞれ各業界でトップに駆け上った著名人ばかりなので、メッセージの一つ一つをその人の人生に照らし合わせると、あぁ、なるほどね・・・と心からうなづけるものばかりであった。 私が一番感銘を受けたのは、村田兆治「人生先発完投」
私に欠けていた発想であった。これからの私の座右の銘にする。
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