2003年03月20日(木) |
モニカさんの琥珀の店 |
ポーランドは琥珀が有名である。
帰国する友人が日本の友達に琥珀をお土産に買って帰るというので、「モニカさんの琥珀の店」にいっしょに連れて行ってもらった。 ワルシャワに住んだことのある日本人なら少なくとも一度は足を運んだことがあるといわれるほど有名な店らしいけど、なぜかしら私は機会に恵まれず、滞在二年目にして今日初めて訪れた。
この店は普通の住宅地にごく普通の民家のような門構えなので、ついつい見逃してしまいそうになる。けれどもなかに入るとそこはれっきとした立派な琥珀ブティックであった。ピアス、ネックレス、指輪、その他諸々、かわいいのからシックなものまで豊富な品揃え。ついつい時間を忘れて琥珀のアクセサリーに夢中になってしまった。
私はただ場所を教えてもらうつもりでついて行ったのでさらさら買うつもりは無かったんだけど、見ているうちにどうしても欲しくなり、指輪とピアスを衝動買した。 ピアスには濃いルビー色の四角がぶら下がっていて耳たぶにはスコッチ色の琥珀。指輪の琥珀はウィスキー色。どれも大ぶりな四角で揃えてつけると意外とインパクトがある。
琥珀を身につけて大きな鏡の前に立つと、その中にはいつもとは違う瞳の色をした私が映っている。琥珀の魅力が私の中に潜む何かを引き出だしてくれてるようでもあった。私の瞳と琥珀の色とのコントラスト、なんともいえずミステリアスでますます気に入った。
それにしてもこの琥珀、いつの時代にできたものなんだろう? それは遠い遠い太古の昔。それから時代はめぐりめぐって今、現代の私が身に付けている。
この琥珀の中に埋め込まれているものってなんだろう? もしかしたらこれって時間の結晶なのかな・・・。
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