昨日付けの朝日新聞に編集者の松岡正剛氏のインタビューが載っていた。顔写真の松岡氏のルックスが素敵だったので、紹介されていたHPも覗いてみた。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html
「千夜千冊」と称して、毎日本にまつわる随想を書いている。今夜は772夜だそうな。 毎回、5000字以上の文章量。原稿用紙に換算すれば、10数枚。編集プロといえども、毎日のことであるからさぞかし大変だろう。
書くほうも大変かもしれないけど、読むほうがもっと大変だった。語彙が難しすぎて、読解力のない私には全く意味不明な文章であった。 松岡氏は東大の客員教授だというから、凡人にでもわかる簡単な事柄を、大げさで難しい語彙で表現しないといけないのかもしれない。
文章を毎日多く書く人だからといえ、小説を書くのかと思えば、そうでもないらしい。物語を分析するのと、物語を創造するのは違った脳の構造が要求されるようだ。 松岡氏は物語を創造するよりも、物語の物語に興味があるという。だから、こうして本に関する長い随想を毎日書き続けられるのだろう。日夜のその精力には脱帽する。
私がよく読む作家の本についてに書かれていないかと思い、バックナンバーを捜したけれども、一人も、一冊もなかった。残念ながら、私とは趣味も好みの文体も違うようだ。
当ったり前か、向こうは学者さんなのだから・・・。
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