以前、ドイツに住んでいたころ、事あるたびに手紙を書いて、師に近況を報告していた。
最近は、忙しくてゆっくり手紙を書く心の余裕もなかったので、ちょっぴり罪悪感を感じていた。そこで、地方文学賞の応募も兼ねて、自分の近況を手紙の代わりに短編小説にしてまとめて書いた。 郵便局からの帰り、車の中で思いついたこと。 こうして、まとめて近況を報告するよりも、どんなことでもいいからまめに便りをよこしたほうが、心がまっすぐ届くものかも。 これからは、出先でしたためた文章もいつでもどこでも投函できるように、はがきや封筒と切手を持ち歩くことにしよう。 まとまった文章じゃなくても、ほんの一言だけでも心が伝わるものだろうから。
メールのやり取りも手っ取り早くて便利なんだけど、相手によってはやっぱり手紙のほうが自分の存在感を確実に伝えられるからね。
|