薔薇園コアラの秘密日記

2003年10月31日(金) 10月もおわり

 今朝、朝一番に家の前のスーパーに行き、買い物もせずただ
「空のペットボトルありませんか?」
と店員さんに聞いた。
親切な店長さんは奥の部屋から一本だけ持ってきてくれた。
ホントは二本必要なんだけど、無理もいえないので、同じ容量のジュースを1本買って、お弁当作りのため家に戻る。
おかしな客だと思われると困るので、
「子供が学校で使うから」
と一応弁解しておいた。
 清二よ、そういう準備の要るものは、前もって言うように。
寝る直前に言われてもママは準備できないんだからね。

 午前中、ゆるりゆるりとアイロンがけ。

 先週から根を詰めておかしげな短編小説を書いていた。
 昼過ぎに最後の推敲をして、祝・脱稿。
 先月、文学賞に向けて書いたものは、気合を入れすぎて、締め切り前に二晩貫徹をしてしまった。さすがに貫徹はつらかったので、今回は無理のないよう、書けるときに少しずつ書いた。
 先月の勢いで筆が乗っていたのか、比較的軽く書き上げることができた。出来具合はともかくとして。

 一仕事終えたので、誰かと話がしたくなって、片っ端から電話をする。
けれども、留守か、取り込み中で、暇な人なんか私以外誰一人としていない様子。うーん、この薄曇りの秋の昼下がりに寂しい限りだ。

 10月の最終日ということで、子供たちの通学用に使っているドライバーにお金を払わないといけない。近所の銀行のキャッシュコーナーまでてくてく歩いていく。(車がまだないので当然だけど)

 銀行横のパサージュで、島田雅彦似のポーランド人が風のように通り過ぎていった。うわぁ、なんでここに島田雅彦が?! って叫びたいくらい、ホントよく似ていた。顔といい、背格好といい。

 そうそう、先日初めて島田雅彦の著書を読んだ。
「彼岸先生」新潮社 激しく失望。漱石の「こころ」とは似ても似つかん。
 バリバリの純文学だと思っていたのにパロディとは・・・。
 あわせてアマゾンで注文した「彼岸先生の寝室哲学」も必読の書かと思っていたら、ろくでもない内容だった。

 でも最近出た新刊はどうなんだろ。気になるなー。
 朝日新聞にも紹介されていたし。 

 そうこうするうちに子供らの帰宅時間。
 怒涛のように階段を上ってくる。


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祐子 [MAIL]

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