薔薇園コアラの秘密日記

2003年11月05日(水) シャームリッペン

 エッチなホームページいつも見ていますよ!
というメールを知人から頂いたので、ここらで本当にエッチなことを書くことにします。

 ドイツに住んでいたころのエピソードです。

 グラーデンバッハの青空市場にて。
 八百屋の屋台の前で、イラン人の古い女友達にあった。

「あらー、YUKO、ひさしぶりじゃないのー」
「あらー、ホントに久しぶりー、長いこと見なかったけど、どうしてたの?」
「実はね、先週までちょっとした手術のため婦人科病院に入院してたの。それで、手術するついでにね、……」
彼女は私に耳打ちするようにささやいた。

「Schamlippen(シャームリッペン)を切り取ったの」
「え?!」
ニュアンスはなんとなくわかるけど、その単語、普段使い慣れないので、もう一度確認するかのように大きな声で聞き返してみた。
「え?! 何? シャームリッペン?」

 すると通りがかりの人が一斉にこちらを振り向いた。
 彼女はあわてて私の腕をつかみ脇に連れて行った。
そして更に詳しく説明してくれた。

「私のあれってね、すごく大きかったの、だから手術のついでに人並みに小さくしてもらったのよ、ふぉっふぉっふぉ」
 
 問題のその単語、皆さんは、お判りですか。
 Scham=恥かしい+lippen=唇 
 ようするに、あ、そ、こ、の唇のことです。ぐじゃぐじゃっとした。
 
 彼女は私に腕をからませ更に小声でささやいた。
「でね、パートナーとね、4週間、セックスしちゃいけないの。信じられる、4週間もよ?! ふぉっふぉっふぉっふぉ」
「ええっ?! 4週間も……、それはそれは……ふぉっふぉっふぉ」

などと、二人で青い空を見上げながら笑いあいました。
 通りがかりに振り向いたおじさんは、そのあとも何度も何度も私たちを振り向きながら、向こうに歩いていきました。

 しっかし、白昼堂々、いったい何という会話を交わしているオンナタチでしょう。

 その上、彼女は美容整形にかなり興味をもっているらしく、胸も手術したいといっていた。豊胸ではなく、その反対。
「私の胸、大きすぎてみっともないから、YUKOのように、小さくしたいの」
「……」
「YUKOの胸ぐらいが小さくてちょうどいいのよ」
「……」

 私、日本人にしてはかなりでかいほうだけど、アジア人以外の人と比較すると、確かにつつましいほうかも。

 彼女にしてみれば、私のプロポーションがうらやましいそうだ。この大根足ですら、たくましくていい脚だという。ふーん、人種によっていろいろ価値観が違うんだねぇ。


 しっかし、4週間のセックスレスってどうなんでしょう。多い?、少ない?

 我が家の場合、そのくらいは……、いやいやいや……。


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祐子 [MAIL]

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