2003年11月04日(火) |
You have difficult character |
「You have difficult character」 と言われた。 ふーん、ディフィカルトなキャラクターねぇ。この私が。
実は、一ヶ月前からフラメンコを始めたんだけど、フレンチ・ユダヤの先生とそりが合わなくなって、いつもイライラしながら習っていた。 始めに四回分のレッスン代を前払いしてあったので、支払った分は我慢して習うことにした。正確には、5回のレッスンを受けた。
初回は、踊りの紹介と私の踊りのレベルを見ただけで、実際にはフラメンコは習っていない。大変つまらないレッスンだった。
だから、苦情を申し立てた。
三回目に、先生が連絡無しに大幅に遅刻したので、携帯電話に連絡して文句を言ってやった。そうしたら、遅刻もしたことだし、初回のレッスン代は無料にするといってくれた。
そして5回目の今日。私も外出の予定があったので、時間を切りあげておしまいにした。そして、もう続ける意志のないことを告げる。
すると、急に、 「あなたが続ける意志があるからと思って、一回分を無料にしたのに、もう続けないのだったら、今日の分をほしい」 と言い出した。
ブチンと切れた祐子さん。 いつもぼそぼそと片言の英語をしゃべっている私が、大声の英語で流暢にまくし立てた。あれ、私って、英語こんなに話せたっけ? ってなほどに。 向こうもかなりしつこく、玄関先で押し問答となったけど、私は毅然とした態度を崩さなかった。
そして、私が払わないとわかると、今までの交通費を請求し始めた。 そんなものはじめっから約束していない! ぶちん、ぶちん!!
「Please go out from here! right now, please!!」
人に面と向かって、ここから出て行ってください! なんて興奮して大声でいったの、初めて。 うわー、きつい性格になったもんだ。
向こうも粘りに粘ったけど、私が一切お金を支払わないと彼女は諦たのか、すごすごと玄関の外にでた。そして、くるりと振り向いて、 「I have something to tell you」 などと前置きをし、冒頭のせりふを吐いた。 「It's really truth,really…」などと更に念を押して私にいった。 「I see」と思わず、言ってしまいそうになった。
5回のレッスン中にも、先生はおしゃべり好きで、時間が過ぎても帰らずにだらだらうちに居座るような態度だったので、せきたてるように毎回追い返した。実際に、私も締め切りが迫っていて、一刻も早くパソに張り付きたかったし、おかしな英語なまりの楽しくもない話を聞くのも苦痛であった。 「はいはい、ありがと、じゃ、さよなら」 私はばたんとドアを勢いよく閉めた。
今までは、人に邪険な態度で接したら、そのあと少し動悸なんか感じたりしたものだけど、今回に限ってはケロリとしていた。
あーあ、こうして人間、したたかになっていくんだわー。 私、もうこれ以上強い女になんてならなくてもいいのに……。
|