薔薇園コアラの秘密日記

2011年11月15日(火) 信じて疑わなかったこと

 お布団の中で横になって肘枕をして、耳を体にぴったりくっつけたら、場所によって自分の脈拍音が聞こえることがあるでしょ?

 子供のころ、それが何の音だか知らなかったんだよね。

 で、隣に寝ている祖母に
「何か、とっこん、とっこん、足音みたいなのが聞こえるけど、何の音かなぁ?」

 というと、祖母は、
「あ、それ、きりんが歩いている足音だわ」

 私は子供ながらに、すっかり信じてしまったんだよね。

 晩秋の山すその村で、ぽっくりぽっくり歩いてる首と足の長いきりん。ものすごい映像イメージと音声が記憶に焼きつけられました。

 中学の理科の授業で、心臓の音について習った時、脈の音がキリンの足音と一緒だったから、すっごいびっくりしてしまったんだよね。←その前に、キリンの生息帯にも気づかなかったのかい、おい! 日本にいるわけないじゃない。。。

 ・・・・・

 父の友人たちが私を騙した事柄。

 1970年代の高度成長の頃、いつもお父さんを交えて数人の仕事仲間っていうひとが集まって、こたつを囲んでじゃらじゃら何かに取り組んでいたものだ。

 時折、っていうかしょっちゅう私も一緒に連れて行かれて、部屋の片隅でじっと終わるのを待っていた。

 ある日、長いこと待たされて、退屈してしまったので、
「おとうさん、もう帰りたい。。。」

 というと、仲間のおじさんが、
「お父さんのお仕事もうちょっとで終わるから、いい子で待ってられるかい?」といつも言ってきた。

 お仕事なら仕方がない。と思って私も素直に待っていた。
 ときどきお小遣いの小銭をもらって、近所の駄菓子屋さんに行ったりもした。

 お父さんのそのお仕事、麻雀だって知ったの、小学校の高学年になってからだったかも。それまでずっと本当にお仕事だと信じていたんだよね。

 どこまで単細胞なんだ、わたしって。

 スイカの種を食べたら、盲腸にたまって、そのまま芽が出て、耳と鼻の穴から葉っぱが出てくる、って兄ちゃんが言った。

 いまだに慎重にスイカの種を出す癖があるんだよね。

 ・・・・・

 本日、清二ちゃん、16歳のお誕生日。おめでとう。

 夕飯にパエリヤをリクエストされてます。

 

 

 
 


 < 過去  INDEX  未来 >


祐子 [MAIL]

My追加