2004年10月16日(土) |
オタク海賊、ネズミ王国へ行く |
この航海日誌は我が愛しの人妻、智嬢に捧げます。
始めに、ネズミ王国はハロウィンのため仮装が許可されています。 (だたし、仮装には制限があります) この日誌の一行は映画『パイレーツ オブ カリビアン』に仮装したちょっとオタクな人たちの珍道中を綴った物です。
旅立ちの章
10月12日 早朝管理人自室。約束の地『ネズミ王国』で海軍服エリザベスになるべくホットカーラーと格闘。あえなく負けて、貧乏パーマに切り替えワックスを塗りたくってお下げ髪にする。 先日の散財原因、某小説の尼僧エステル・ブランシェ私服もどきを着込んでジャケットを羽織る。出掛けに母親に見つかり一言。 「女子中学生みたい」 余計なお世話だが、それ以外例えようがないのも事実なので反論は控えた。 サラリーマンの痛い視線を受けながら8時に舞浜駅を下車。 友人ミトウこと、本日の船長ジャック・スパロウの携帯に電話。携帯に電話したのに迷子になる藍華。劇団迷子は伊達じゃない(苦笑)。 どうにかこうにか船長に見つけてもらい海賊になるための準備のため、ゲート脇に作られているピクニック広場のベンチを海賊らしく占領。 船長お手製、エリザベスのジャケットを手渡される藍華。そうこうしているとミサキさんこと鍛冶屋ウィル・ターナーとAsukaさんことスカーレットがご到着。そして一般乗組員その一、その二(仮装無しメンバー)の二人もご到着。 らいあは野暮用でお昼合流に。 本日の海賊仮装メンバーが揃うも、此処で問題発生。Asukaさんが衣装が間に合わず、急遽、エリザベスのドレスに変更。これで海賊一行は船長、鍛冶屋、エリザベス(ドレス)、エリザベス二号(軍服)に。 とにかくいそいそと仮装を始める海賊ご一行。 特に大変なのは『髭支度』。 船長と鍛冶屋は生えない髭を生やすため、舞台用メイク道具を駆使して髭を肌に張り付ける!船長はすでに何回と仮装しているので手慣れたご様子。髭デビューの鍛冶屋も戸惑いながらも男前に変身☆ きゃーきゃー言いながら海賊になる一行を、ゴミ掃除キャストが離れたところから鼻で笑いながら通り過ぎる。エリザベス二号はしっかりと見ていた。夢王国のキャストなんだからゲストを笑うのはどうかと思うぞ。 此処は夢と魔法の国ですから、残念!ネズミ王国キャスト斬り!(某ピン芸人風に) そんなこんなでようやく出発出来そうな気配。荷物をまとめてテーブルに散らばった人工の『髭カス』を片づけ、大荷物をロッカーに預けていざゲートへ!! 入国寸前、ゲートスタッフの女性からお声がかかる。 「お客様。そちらの仮装でのご入場は…」 のっけからトラブル発生。 海賊映画はあなたの所の作品だから無問題のはずだけど? 去年も同じ格好で船長が意気揚々と夢王国を闊歩していたんだけど…? 駆け足で上に連絡を付けに行くスタッフ。 「実写駄目なの?」 「去年は大丈夫だった」 「アニメキャラだけとか?」 「去年問題とかあったのかな?」 一行に言いようのない不安が走る。 スタッフが担当部署のSさんを連れて帰ってくる。 何でも。ネズミ制作作品のアニメキャラだけらしい。 「問い合わせをした時に作品名もキャラ名も申し上げましたが?」 と船長が食い下がる。 「上着を羽織って頂く形ならば…」 と半ば強引に許可をもらう。まぁ、問い合わせした際に大丈夫だって事だったので、非はこちらにありませんから(苦笑) とにかく、入国するためのお着替えを再びする事に。 船長は船長コートから紅い革ジャケットに変更のためほぼ変わらず。鍛冶屋はマントを剥いで着て来たスタンドカラーのデニムジャケット羽織ったら保安官に!! さすがにエリザベスは脱ぐ事に…でもブロンドのカツラとブルーのカラコンのためエリザベスチック。 エリザベス二号こと藍華も海軍ジャケットの上にジャケットは厚いし暑いで着れないので某尼僧私服もどきに逆戻り。 ちなみに払ったロッカー代はSさんが払ってくださいました(ポケットマネーじゃないとは思うけど)。
次回は『ホーンテッドマンション、パストパス迷走劇』をお送りいたします。 色々ありすぎて一回じゃ書ききれません。しばらくお付き合いくださいませ。
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