おじいちゃんの七回忌、ひいおじいちゃんの五十回忌が同時に行われた。 広い会場を借りて、親戚達が60人以上も集まった。 おじいちゃんは10人兄妹の長男だから、沢山の親戚がうちにはいる。 う〜ん、でも知らない人ばっかり…。
お父さんは長男だから、司会も代表の言葉も努めて、頼もしかった。 私はそんな家の長女として産まれたんだから、 誇りを持たなければいけないんだなと思った。
従兄弟達にも、何年か振りに顔を合わせて。 みんな年頃になっちゃって〜!! むかしほのかに憧れてた生徒会長とかやってたお兄ちゃんがいて、 会うの凄く楽しみだったんだけど、会ったら何だか「普通」で拍子抜けしちゃった(笑) それって多分私がきっと違う世界いっぱい見たからだなって思った。
親戚の人達に嘘ではない笑顔を振りまき、沢山お礼を言える余裕があってよかった。 おじいちゃん達の昔話を聞くと凄く変な気持ちになる。 今のこんな子孫のことを、どう思っているのだろうと心配になる。
久しぶりに会う親戚のおばちゃん達には決まって 「今どこにいるの」「何してるの」と質問をされては、同じ事を答える。
「東京です」「なまいきねぇ」 「事務の仕事です。フリータ−ですけど」「そんなことで稼げるの?」 「絵をかきたくて」「そんな意味のないことを」
久々に言われる憎まれ口でさえ、懐かしさを感じる。 まぁ、今となっては綺麗に笑顔で流せるけどね。 ただ、この話を聞いてたのか、お母さん方のおばあちゃんが、 「稼がなくてもいいんだよ。好きな事頑張ればそれでいいんだよ。」 って、別れ際に言ってくれたから、逆に凄く悪かったなぁ、 おばぁちゃんにそんな気分にさせちゃってごめんね、と思って、 「わかってる、頑張るよ。私けっこう稼いでるんだから平気だよ!」って とびきりの笑顔と強がりを振りまいた。
全てにおいて理解されてたら、私はこんなとこにいなかっただろうね。 理解ない中でわかってくれる人がいるから、今私はこうしてここに居れる。 何言われようがいいんだよって残ってる親達やまだ脱出できないでいる妹達や。 だから私はココで私になることに集中できている。 時間がかかってごめんね。 そのうちに、潰れる程の花束を贈れるように。 世間に指を指されたとしても、本当の幸せを忘れないような家族達に。
会社で移動しちゃう人達の(望んでもいない)送別会が22日にあった。 出れないから電話で乗り込もうかと思ったんだけど、疲れてできなかった。 どうだったかな。 あれから、3日いないだけだけど、いつでも急展開なあの人達を明日見るのが ちょっと怖いのだった。
はぁ〜大事なんだな…つくづく。 やになっちゃうわぁ〜。
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