鍵をかけない部屋
見てしまうのですね。。。

2003年11月04日(火) 将来のユメ

1年後のあたしは何をしてるんだろう?

と、いつもみたく考えてみた。
苦しんでいても楽しんでいても後悔していてもいい、私は今の仕事をやめよう。
絶対に淋しくなって、本物の自由や余る時間が怖くて、堕ちまくって、
這いずり上がるその時に、自分がどうなるのか、そこを試してみたいんだ。

「むずかしぃ、ね」
と彼が言った。
言葉の理解が、ではなく生きてく選択の問題がね、って。

「俺はそうなりそうだから、辞められないんだよ」
それもあるけど、君にとってのあの仕事は私にとっての仕事の重要度の、
たぶん何十倍、何百倍も上なのだから、むしろ投げ出されては私も困惑するだろう。

私の体の二年更新を口実に、むやみに自分を納得させて、今私は動いてる。
別にやめる、やめたい理由なんて1個もないの。
「その他大勢ではなく」居られて、待遇、上司、環境、仕事、皆好き。
いやな事と言ったら拘束時間が長いこと(でもシフトでどうにでもなる)と、
恋人の行動を何もかも見てしまう事ぐらいで(これも贅沢なものだ)。

私はきっとマゾヒストだから、辛い方を選ぼうとするんだろう、多分。


根本的なとこを言えば、「他にやりたいこと、あったよね?」
というだけのことで、ここに入ってから全く別分野に詳しくなって、
幸運だと思ってはいてもどうしても脳の隅で「このままでいいの?」っていう私が
生きもがこうとしてるから。
どうもこうも集中しなければすぐに本を読んだり音楽聞いたり寝たりしてしまって
全て言い訳は「時間がない」ってだけになってしまって。

全然だめじゃん!!
っていくら心で叫んでもこの弱さは勝てなくて、日常の当たり前に過ごす時間に。
そお、当たり前と思う時間にこれをすり込ませるのがどうしてこんなに億劫なのか。

大事じゃないから?優先度が低いから?生きるために?

そう、だから私はこのもやもやと戦いたいのだ、今、この時期に。
この大事な大事な空間を手に入れたこんな時期に。
おかしいなぁ、どうしてかなぁ、と思うけど、必要なんだ。
この安定を崩し去ることが私の安定になるんだ。



私なんかの哲学を聞いても彼は奥底まで理解はしないのはわかっているんだ。
なのに私は「分かってほしい。分かってくれないなら話さない方がいい」と思ってて。
今日はそれを「分かってくれなくていいから伝えたい」に変えなきゃと思った。
なぜってそれは明らかな信頼関係を築けたという意に反してるから。
聞いて貰えるだけで満足なのを知ってて何故私は聞き役ばかりだったんだろう?
馬鹿だね。

変だけど、不安がないの。
仕事を辞める事も、君とのこれからのことも。
君を頭ごと抱きしめる時の安堵のように。ほんと、馬鹿なだけかもしれない。

甘えては私の体ごと奪おうとする君を、私は毎回受け入れるわけではない。
ただそんな時ほど君の優しい顔と、少し哀しい目と唇と、大きな手が、
それこそ私を包むの。いい子だねって。全然私はかなわない。その大きさに。
私はあなたにかなわない。
たぶんずっとそれが望み。


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