2004年07月22日(木) |
しあわせなバースディ |
お昼になり隣で寝てる彼を起こして、 抱きしめあって、確かめる。 ゆうべの余韻を体が思い出して。 彼は優しくて。
素直な女になりたいと思ってた。 「ありがとう」「ごめんね」は言えるのに、 「何が欲しい」「会いたい」は言えなかった。
好きになるほど、受け身の素直さだけしか出てこなくなった。
彼が年下だから、甘えてはいけないとでも? 昔からの強がりな性質は変えられない? でもそこに本当の信頼なんてあるの? けれど、私なんかに求める資格なんてあるの?
でも結局私は、自分のことしか考えてなかった。 重荷になられることへの恐れ、不安。
自分がそうされたらどんなに哀しいか考えなかった。
言葉が足りなくて逆に誤解や不安を抱かせてしまった事が何度あったんだろう? 人知れず彼は口に出さず、私を責めることなんて一回もなかった。
昨日、私は今後どうしたいのかを彼に話した。 全てではないけど、ちょっと声が震えたけど、何ヶ月か思っていたことを。 一緒に住む事についても。
今日は、欲しいものをねだることができた。 躊躇しながら、包装はいいです、なんて照れながらも。
帰りには「次はいつ会えるの?」って聞けた。 ずっと彼が「また連絡するから」といって、その連絡を待つばかりだったのに。
次にいつ会おうって、大体いつも彼は計画をたててくれてたこと、知ってたのに。
結局甘えてるくせに、素振りも見せない、卑怯な私。 万が一の期待外れが、たぶん諦めること以上に怖かったんだ。
また一個年をとったんだから、いい加減変わりなさいって、 奥のほうの私が言ってた。 そして少し実行したら、気持ちが良かった。知らなかった。
そんな風にさせてくれた彼。 いつだって何も聞かず待ってくれる彼。 今思えば私が聞きにくい状態を作っていたこともよくわかる。 感謝しきれない。 どうしてそんなに優しいの。
ねぇ、私にもあなたを幸せにさせてほしい。
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