「一緒に住もうよ」って彼に久しぶりに言われて、 動揺してしまった私は思わず、「うん。」って言った。
そしてふたりでくすくす笑って。 会話はただそれだけでお終い。
具体的にどーするなんて何も言わないのは彼が私の気持ちを察してるから。 私は来年進学するかもしれないし親にも内緒にしている関係だから。
私は逃げているから。
けど今日思わず「うん」って言ってしまったのは、それが私の本音だからで、 その言葉が嬉しかったから。
もうとっくにわかってるの。 彼との時間は、もう私にとっては何事にも変え難い。 いつも感じる愛しさも安心感も、彼の安らいだ顔も言葉も体も、 何もかも必要。 進学とかなんて二の次。 もし今子供ができたら、むしろ彼の気持ちなんて考えないで 迷わず産むだろうし。
彼との関係があってこそ私は歩けてる。 いなくなるとか考えるだけでぞっとする。
いろいろ考え過ぎて私は保守的になりすぎているからな。 これからは自然の流れという意味も含んでいろいろ考えて行きたいと思う。 彼とのこと。
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