書き散らし

2003年07月05日(土) 向き不向きってものがある。

自分は愛とか濃いとかいや故意いや恋とか(こんな変換出てくるとこからして・・・)つくづく向いていないと思う。べたべたするのだってごっこ遊びのノリでなら良いけどそれですら正直言ってごくたまにでいいんじゃないかと思うし女らしくしている自分というのが気色悪くなったりしてどうにも居心地が悪い。というか女らしさを求められると猛然と腹が立ってくるのは何かトラウマでもあるのだろうか・・・?

今日「ラーラはただのデブ」という小説を読んだ。
引き込まれて一気に読んでしまった。途中、ラーラは挫折したままで自分の記憶に残る後味の悪い話ベストのうちのひとつ、「キルト」(映画化したものではない。働き者の少女が周りの事情に踊らされて精神を病んでしまい絶望のうちにその話は閉じられてしまうものだった。一回図書室で読んだだけなのでもしかしてよく読めば違った話かもしれないが。)
のヒロインのように過去を遠く懐かしんで現状に放心し沼地にゆっくり沈むように少しづつ心を死なせてしまうのかと思った。
しかし彼女は自分の持つ才能を発揮させるだけの積極性と、自分自身に対する自信を引き出すことが出来た。

だが彼女には立派な取り柄も、友達も恋人も、お金もあった。
彼女は本当にはただのデブではなかったのだ。


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午陸 [MAIL]