窓のそと(Diary by 久野那美)

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2011年10月20日(木) 稽古のこと。

そろそろ、避けては通れなくなってきたので、
腹を決めてラストの稽古をしました。

戯曲では、
誰も口に出して言えないことは全部ト書きに書かれることになります。
というか、セリフ以外のものを全部ト書きと呼ぶわけです。

セリフで動かない話はト書きしか書くところがないし、
口に出して言えることばっかりでもないと思っているので、
私の台本はト書きがたいへん、多いです。
最後4ページは、半分くらいト書きかもしれません。

誰が言ってるのかわからないセリフもト書きに書きます。
稽古してるうちに誰がいったのかわかってくればセリフに昇格したりします。しないときもあります。
誰も困らないのでいいのです。

「ト書きの意味が分かっていない」と、
昔何度か叱られたことがありますが、
未だにどうしても納得がいかなくて、好きなように書くことにしました。

登場人物が誰も口に出して言わないことを、みなさんいったいどうやって表現してるんでしょう。謎です。


ト書きと、ひとり台詞が半分ずつ、くらいのシーンの稽古を何度か繰り返してしました。
出演者の片桐慎和子さんは、セリフのない場面のお芝居がとても素敵な
役者さんなので、発見がいろいろあって面白かったです。

一人芝居だし、舞台の上にあるものをもっともっと大事にしなくちゃね。
とふたりで話し合いました。

しばらく、ラストシーンの稽古の日々になりそうです。


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