日記、掲示板のいずれかのキリ番を踏まれた方で
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past will
一日中ずっと運転してくれたヨウ。 わかってた。疲れてるんだなぁ、って。眠いだろうなぁ、って。 ただ、朝ホテルで「帰ったらね」って言ってくれた言葉を覚えててくれると思ってた。 それで「ゴメン、眠いから明日で許して」とでも言ってくれれば良かったのに。 ・・・え?何の話かって??・・・言うまでもなくえっちの話し(苦笑) ラブホでしてくれたけど、私はもっとして欲しくて。そういう気持ちでいた。 けど。ヨウは「おやすみ」もおやすみのキスも無いまま眠りに入りそうな勢いで。 つい怒りを露にした声でヨウに詰め寄ってしまう。 「朝言った事覚えてないの?」「『おやすみ』とも言ってくれないの?」 ヨウは半分以上寝てるのと、朝言った事はスッカリ忘れてたらしく 私が一人でイライラしてる事に困るでもなく、戸惑うでもなく、 眠いんだから寝かせてよ、といった感じで「どうした?」って聞く。 その時にはヨウが覚えてない事へのイライラが頂点になって、 半分以上怒りの声になってる自分。 そういう雰囲気が大嫌いなヨウは「また、そんなんか」って背中を向けて 「もう寝る」って話を終わそうとする。 そういう人なんだ。ゴタゴタした事はキライ。 キライだから背を向ける。目を逸らす。 わかってるけど、そういうところ、どうしても許せなくて、ますます私のイライラは上り詰める。
・・・涙声になる。
私は感情が動くと同時に涙になってしまう弱い人間かもしれない。 それは「対ヨウ」の時のみ、なんだけどね(苦笑) 彼の前ではすごく素直な自分になる。 素直になると「弱い私」が表に出てしまう。 そんな感情をそのままぶつける私に、ヨウも感情を少しだけ出してくれる。 気付くと彼も泣いてる。 「いつも貴方に抱かれたいと思ってる私がいる」 「疲れてるってわかってるけど、言った事ぐらい覚えてて欲しかった」 「ヨウに触れられていたい」 「ぎゅっと抱きしめられたい、と思ってる」 「ヨウがその気になる為に、って触れてる。 決してからかってるわけじゃないの」 「淫乱な女だと思われてもいい。ただ、対象が『ヨウ』だけなんだから」 暗闇の中でヨウに投げる言葉は全部心からの言葉だった。 そんな私をヨウはギュッと抱きしめてくれた。泣きながら。キツく。
「カオリを抱きたくなった」そう耳元でヨウは言ってくれた。 同情なんかだったら、こっちからお断り。そう思った。 でもヨウは私をきつく抱きしめたまま繰り返す。「抱きたい」 固いモノも感じた。本当に思ってくれてるんだね、って彼の力に任せる。
深夜3時にもなろうとしてる時でしょう。 最後ずっと二人で抱き合ったままでいた。 疲れて眠いはずのヨウはすごく頑張ってくれました(照) 一通り終えて、ヨウが後処理をしてる時(笑)私の顔に液体の滴が飛んできた! 二人して泣きながらのえっちだったので ハナをすすりながら、だったから、もしやハナミズ!?という思いと それかティッシュで拭いてるわけだし、白い液体!?という思いとで 私は一瞬固まるも冷静に「ヨウ、なんか落ちたよ」って言うと ヨウはバツが悪そうに「・・・涙だ」ってポツリと言った。 「わからないけど、最後涙が流れた」ってヨウは言う。 真っ暗で姿は見えないけど、笑いながら。
日曜日の夜。 ヨウはベッドの中笑顔で「しようよ」と言ってくれた。
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