*ブルーノイズ*
aoi

初日 最新 目次 MAIL
・・・ *hp* ・・ *bbs* ・・・ *plof.* ・・・



 ココロの闇。9
+++
ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
+++




カレに救われたアタシ。




カレのメールのはいった、
携帯電話をにぎりしめて、
うそのようにさわやかにめざめた。

朝おきてから、
ああ、しゃべっちゃった・・・・
と、いう思いと、
それでよかった、
っていう思いとがあった。

なんだかくすぐったかった。


それにしても、
これは後から知った話。


カレにメールを送ったとき、
カレはつかちゃんといた。
つかちゃんとカレは仲がいい。
つかちゃんも、
話してはいないけれど、
アタシが何か『病んで』ることはしっていた。
つかちゃんが何か悟っていることを、
やはりカレもしっていた。

だから。
もしかしたら、
アタシが送ったことは、つかちゃんにもばれたかな
って、おもってた。


それがいやだったわけじゃない。
多分、仕方ないとおもったし、
それでもいいやって思ったし。


だってな。
明らかにおかしいじゃん。
友達とふたりきりなのに、
しょっちゅうメールきたりして、
しかもその内容は重い内容で、
返事はけっこう長めでかえってきてたし、
打つのにも時間かかる。
読んで打つまでにも時間かかる。

数人でいたのなら。
まだ一人外に出て打つこともできるかもしれないのに。
二人でしかないときに、
そうしてくれたことはうれしいけど、
一緒に居る相手は、

『なにしてるの?』
『だれにしてるの?』
『何何?』

と、
深く聞くかどうかはおいといて、
やっぱりゆわれそうなもの。

その相手がつかちゃん、だから。
もしかして、カレは話してるかもしれないとおもった。



でも。



つかちゃんは何もしらないみたい。



カレは何もはなしていないみたい。



後からその日の話をききつつ、
どうやらつかちゃんと二人だったのに、
さらに友達とかきて、麻雀なんかで盛り上がったらしい。
そんな忙しい中に、
適当でない返事をかいてきてくれたんだね。
だれにも、話さずにさ。







↑エンピツ投票ボタン

My追加



『だれにも話してないよ』
なんて、カレがゆったわけじゃない。
カレラといる間に、
端々の会話のなかで、アタシが話してないことを、
感じただけ。
でもきっと、あってる。


信頼できると思った。
話した相手が彼でよかったとおもった。
偶然にでも、あのとき、
カレがメールをくれていなかったら。

あたしはどうしていたんだろう。



2003年02月18日(火)
初日 最新 目次 MAIL
++ご感想などどうぞ++
name; mail;
message;



My追加