*ブルーノイズ*
aoi

初日 最新 目次 MAIL
・・・ *hp* ・・ *bbs* ・・・ *plof.* ・・・



 コイビトゴッコ。(まちあわせ。)
+++
ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
+++





19時にアイツと待ち合わせ。



数回のメールやりとりで、
仕事がはじまるまでに、
アイツとの待ち合わせの場所と時間が決まった。

あの子と会う前に。
そのまえにいくクラブにいくまえに。

アタシはアイツに時間をください、とねだった。
アイツは時間をつくるよ、と、受け入れた。

わかってる。
たいていの場合。
アイツはそれをことわらない。
本当に抜けれないことがある場合。
そうでなければ。

そしてアイツはきっと。
アタシがおかしいことをわかってる。
見抜かれてる。
だから、断らない。

わかっていたから、いえたわがままなのかもしれない。
いや、きっとそうだ。


*****

仕事が終わる。
ボーっとしながらも。
気分はロウでも、
そんなのは言い訳にはできないから。
何事もないように振る舞い、仕事をこなすしかない。
そして。
多分、アタシを支えていたものは、
アイツと合える約束。

あってどうしたかったか。
・・・それは昨日と同じ。
ただ。ただただ、言葉がほしかった。

『大丈夫』

そうゆってほしかった。
(疑問系ではなく。断定形で。)


定時にあがる。
そそくさと着替えて、アイツにメール。
『もうすぐいくから。』

アイツからの返信。
『今むかっているから。』


もうすぐ、アイツとの待ち合わせの時間。
もうすぐ、アイツとの待ち合わせの場所。


前回あったのは、いつだったろう。
2月だったか。
ああ、まだ前の職場だった。
ああ、まだ、カレとも普通だった。
いや、カレと『微妙』になる、直前だったか?
まぁ、いいや。

そんなことをかんがえてたかどうか。
今はおもいだせないけど。

急いで歩く。
アイツとの場所へ。


そしてついた場所。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



細くしなやかな体。
スラリと高い背丈。
いつのまにか買ったのか。
見覚えのない服。
ちょろっといまどき。

(アイツは服をほとんどかわないやつだったから。)

そして、
茶色と緑にふちどられた、
細めのサングラス。

どれもがアイツに似合っていた。
ああ。そうだ。
だってアタシはアイツがダイスキなんだよ。
ファンなんだ。
自他共にみとめるさ。
ファンでありファンであり、
その上に人間同士であり友達だったんだ。


『よぉっ』

aoi>>『やぁっ』


5分だけ。
最初はそう決めていたんだけどね。


>>続く・・・・・








2003年06月08日(日)
初日 最新 目次 MAIL
++ご感想などどうぞ++
name; mail;
message;



My追加