脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


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 「真実」

「真実」って、何だろう?
私達が問う「真実」っていうのは、所詮私達のツクリモノなんじゃないんだろうか。

例えば今私の目の前には国語辞典がある。私はそれを国語辞典だと「思っている」。そして目の前にあるその物体が国語辞典だというのは私の中では「ごく当たり前のこと」なのだ。そのカバーの色も、私は赤色だと「思って」疑わない。そして目の前のブックスタンドによりかかってるソレは、四角い面しか見えないと「思って」いる。
この中の一体どれが「真実」だというのだろう?
私たちの脳は一体何を見てどう捉えているのだろう?
それが当たり前だと公言できる証拠も根拠も、全てヒトが定めた基準によってしか測れないではないか。
ヒトに対しての「真実」だと「思われている事」を、本当に「真実」と呼んでいいのだろうか。

「真実」というのは、本当に私達が考えられる範疇にいるのだろうか?
私達が「真実」のど真ん中にいたとしても、それを「真実」だと認識しなければ私達にとってそれは「真実」には成り得ないのではないのか?
私達の「思い込み」と「ある意味勝手ともいえる都合のいい解釈」の上に成り立っている物事を、果たして「真実」と呼べるのかどうか。

2002年06月14日(金)
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