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■ 「いのちの重み」を読んで��
最後に「人工授精」について、少し。 とある国で人工授精として生まれた女の子がいた。 母親が企業を通じて望むタイプの男性の精子を貰いうけ、自らの卵子と人工授精させて生んだ子供だ。 その企業の決まりとして、精子を提供する男性の素性は明かされないようになっていた。 つまり子供は、自分の本当の父親が誰だかわからないということなのだ。 調べようとしても、真っ向から臨むのは無理。 その女の子はやがて成長してその事実を知らされ、それでも今の母と二人きりの生活に不満や不自由は感じていなかったが、ただ一つだけどうしても気になることがあった。 「自分はどこからきたのか」ということだ。 普通父と母がいればおそらく疑いもしなかったであろう、自分の遺伝子のルーツだ。 「自分が何者か」というのを知りたい一心で、壮年になっても自分の(顔も名前も知らぬ)父親を探し続ける男性もいた。
何だかそれって、哀しくないだろうか。自分の存在のルーツを知りたいという切実な渇望、どうして自分の親が誰だか判らないなんていうことが在らねばならないのだろう。精子や卵子を提供する側も、もしかしたら自分の子と会うのを望んでいるかもしれないが、それさえも絶たれることだってあるのだ。どうして自分の親を自分で調べなくちゃいけないのだ。何が哀しくて。
どんどん進歩する技術に、私達のこころは悲鳴を上げているように思えた。
****** 課題で提出した感想文をそのままネタにしたりしてごめんなさい。 まるでこの「脳内世界」がゴミ箱のようになってきている・・・
2004年07月23日(金)
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