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■ 発音する美学
英会話学校にいたころ、よく先生が 「複数形のsとか、ちゃんと言葉の最後の部分も発音しなさい」 ってよく生徒に注意してたっけな。
そうだろうな、 英語が母国語とあまりにも離れてる人種が聞くと、 語尾って発音してないように聞こえるときがあるし、 発音しなくてもいいんだって思ってしまったり、 発音しないことが英語っぽいんだとか思ってしまったり、 ってこともあるかもしれなかったんだろうな。 でも多分、英語を話す人に、言葉の語尾をちゃんと発音せずに会話したら、 「エッ?」って聞き返されたり。意味が伝わんなかったり。するんだろうな。
発音しないように聞こえてもネイティブは発音してるかもしれないし、 発音してないにしても確固たる隠れた発音の概念があるんだろうな。
たぶん勉強もそうだろうな。 見えないようで存在するもの、 聞こえないようで存在するもの、 その正体を本当に分かってなかったら、 本当に分かっている相手に伝わるような答えは出せないんだろうな。
めんどくさがっちゃ駄目だし、 些細な事でも大事なことなんだろうし、 意味あるものには意味があるんだろうな。
また、それぞれの事柄は、記憶するための鋳型にハマる前に、 ちゃんとひとつの存在であるのだということも、 そこには明確な意思を持った事実が存在しているということも、 多分、忘れちゃいけないんだろうな。
まるで、ひとつの人格をもった人みたいに。ひとつひとつ、存在してるんだろうな。
知識という名のその人たちに、 握手を、 してみようか。 笑顔で。
2006年12月03日(日)
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