浪奴社員の呟く
DiaryINDEX|past|will
境界を見失っての構築で、時間が与えた安堵に委ねた言葉には、失墜の予感さえ日増しに強く増幅されていくのは、至極当然の報いに違いなく、流往な懸念も復た忘捻に遮られるもない間々に、刻々忍寄る寒影を感じずにはいられない。
若し己の過ちを己が認め許し請う願い有らば、其れさえもが誤ちであって、そんなことは測り尽くしてきたのなら、何故是期に及んで湧き立つ戯念に苛まれていくのだろうか、曖昧な加減の利かない性分には待つも進むも退くさえも、即ち変化の予兆に鈍重成るは、行く末の定まらぬ奇脚に明日明後日を任せてみても、何を得るも無く帰る道標をも失う、勇ましさとは遠く懸離れた愚尊の秤からの転落に他ならない。
夢は、語られる頃合の夢ならば、儚い侭の夢であっても構わない。目指しているのは、そういうものではない。少なからず、今のワシは道を過ったのかもしれない。まだ還れない、痛みを忘れたオトナ達の張裂ける声が、鳴り響かないのなら、此処まで木魂すればいい。最中に滑落るなら、それは向き不向きの成合でしかない。愛憎とは、そういうものだ。
|