ハードボイルド・ワンダーランド

2002年06月11日(火) 「スプートニクの恋人」的

(副題:唐突におとずれる読みたいという衝動)

村上春樹「スプートニクの恋人」が
読んで下さいとカラーボックスから訴えかけるものだから
おもわず手にとった

前回はいつ頃読んだのだろう
おそらく去年
やっぱり今頃だったかな

ここ最近活字はきついかなって思ってたのに
ふいに欲情(ああ、やっぱり活字中毒者かも…)
「羊…」「ねじまき…」「ダンス…」etc...
それらのどれでもなく、「スプートニク…」だったのは何故?

読み終わって最近の心境と照会したら
なんとはなくだけれども なっとく
言葉に表せないここ暫くの気持ちは
この物語に寄り添うことで1つの「かたち」をなす
…勿論それが絶対ではない すべてではない
ただ なにかしら「かたち」が必要だったボクとしては
ひとつの手段としてこの書を手に取ることで
不安を払拭しようとしたみたいだ

それが成功なのか 正しいアプローチかはわからない
ボクが考えても ほかの誰かが考えても

気をつけたいことは
「こっちの世界」から「あっちの世界」へいかないこと

(ボクは「ここ」で生きていく)


   あしあと  

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