
|
 |
■
|
2005年07月02日(土)
 |
乙女心 |
 |
ムッシュです。 髪の毛を切られすぎてムッシュです。(前日の日記参照)
「‘かまやつ’になっちまったよ〜」
と切り立てホヤホヤで会ったTやんに言ってみたら、否定してくれませんでした。 お世辞でも「そんな事ないよ〜」と励まして欲しかったです。 励ますどころか「ほんと切り過ぎ」「ほんとスキすぎ」を連発されて落ち込みました。 髪の毛が気に入らないと、こんなに心が沈むものなんですね。 いくつになっても乙女心っていうんでしょうか。
っていうか。今日は七夕だそうで。 っても日記は2日の分なので関係無いのです。
ムッシュを否定しないTやんと観劇に行ってきた。 場所は池袋。サンシャインの奥の劇場。 私、池袋に降り立つのは多分始めてなんだな。 通り越して大塚ならあるんだけど。それも確か面接か何か仕事関係で。 人多過ぎ。学生多過ぎ。ホームから出口分からな過ぎ。 サンシャインってデカイのに、出たとこが悪くて見つからず。 交番に聞こうってんで横断歩道渡って、おまわりさんに尋ねたならば。 指さされた方向にサンシャインが見える。 横断歩道渡る前は見えなかったのに・・・くそっ。 無駄に恥ずかしい思いをした気分。
ともかく無事辿り付いて開演前の腹ごしらえ。 ムッシュは髪の毛が気になって仕方が無い。 おまけにメガネを家に忘れて運転用のしか無い。 この髪型にこのメガネあわねー。 ピンク系着てるのに青いカッチリメガネあわねー。 だども席は前から4列目。しかも小さな劇場。 だから、メガネ無しでいけるか? と思ったけど、始まったら顔がやっぱり見えなくてメガネ使用。
そう。小さな劇場の本当に前の方って近いのだな。 ライトで役者さんからは見えてないということを百も承知の上で。 それでも目線が合うと、どうして良いか分からない。 逸らしてみたりと妙な気づかい。いや、あの近さじゃ見えてるかもしれん。 「なんか、この役者さんのカツラ変だよなー。」 と思うにつけ、人のカツラより自分の地毛の悲惨さを思い出してみたり。
とかなんとかいいながら、最初から笑いっぱなし。 最後にホロリとする良い舞台で充分楽しんだ。 あんな良い席のチケット確保して誘ってくれたTやん、ありがとう。
終って劇場から出る時に、Tやんがファンクラブにまで入っていると言う演出の先生様(女性)がおられた。 「サイン欲しい〜」「でも、ペン持ってない〜」というTやんに 「あの受付の人にでも借りてもらってくれば?」と勧めるも。 「恥ずかしいっ」と乙女状態。 「ふんじゃ、私が貰ってきてあげようか?」と聞くも「ダメ」とのこと。
観劇後はスタコラと帰るのが通常。 取り合えずトイレに行くTやんを待って、帰ろうと少し距離のある廊下を出口に向かって歩いていると何故か人が両脇に並んでる。 扉にあと一歩ってとこで気付いた。
私:「ねね。これってもしかして出待ちってやつじゃない?」 T:「え?うそ?」 私:「だって、それ以外考えられなくない?」 T:「えー・・・どうしよう」 私:「待ってみんべよ」 T:「えーっ 恥ずかしいよっ」
実は前からTやんと一度は出待ちというものを体験してみたいと申しておった。 いや、Tやんは別の劇団で経験あるらしいが私が無かったのだ。 でも普段よく行く有楽町の出待ちは人がごった返してて怖いと聞いていたので、勇気が出なかった。 ここならば、廊下の端に一列に並んでるだけで誰の邪魔にもならないし。 ってことで出口付近で決行。
ちょっとしたら、次々に俳優さん達が出てきた。 みんな、ずーっと手前で掴まってる。 Tやんが好みだと言った俳優さんが出てきた。 凄い親切に一人一人丁寧に応対してる。写真まで一緒に撮ってくれてる。
私:「写真撮ってあげるから行ってきな」 T:「無理っ」 私:「大丈夫だってー。じゃぁ私が行って来ようかな。」 T:「ダメ!」
ダメ!の強さに一瞬びっくら。 やだなぁ、Tやんったら。中学生みたいだわ。と内心思ったり。 10年ちかく付き合ってきて、Tやんの乙女心を始めて垣間見た気がした。
そしてふと奥を見ると私の好きな俳優さんがファンに囲まれており。
T:「○○さん、優しいんだねー。」 私:「いいなぁ。ペン持ってくりゃ良かったなぁ。」 T:「でもさ、実際にあの列に並べる?」 私:「並べるさ」 T:「えーっ 私できないよっ」 私:「そうかぁ?」
そんな会話をしている内に俳優さんが近づいてきた。
|
|