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2006年02月27日(月)

あれ以降、パッタリと表示圏外の電話が止まった。
ただでさえ迷惑な営業電話なのに、プラス無言電話なんてされた日にゃ。
絶対!その電話会社になんか乗り換えたりしないっつーの。

電話といえば、昨年末あたりの事。
仕事が猛烈に大変だった時だ。
どう考えてもお客さんの間違いだと思われるメールがきて、それを確認すべく電話をかけた。
同僚であればハッキリ言える。それでも、少し気を使って「間違い」と言うところを「これ、勘違いじゃない?」と言う程度で済むのだけど、客先にはそうはいかない。
遠まわしに最大限の気を使いつつ、やんわりと指摘せねばならぬ。
心の中では「気付いてくれよ」と祈る状態。
その結果。

「仰ってる意味が分かりませんが」

と思いっきりイライラ口調で返された。

瞬間、カチコン!ときた。ムカついた。
と、同時に私は海よりも深く反省した。
今まで、自分がお客である立場の場合に同じ言葉を使った経験があるのだ。
むやみやたらとは使ってないし、根気強く相手の話を理解しようと勤めた上で発した言葉ではあるけれど。
勿論、私に落ち度がない状況での言葉ではあるけれど。
やっぱ、ダメだろうと。
相手は気を使って話しているが故にシドロモドロだったかもしれない。
元々、言葉選びがヘタな人だっているのだ。
「仰ってる意味が〜」の一言で私のようにムカつけば良いけれど、萎縮してますます言葉が出ない人もいるだろうし。
何にしても、この言葉は今まで以上に慎重に使おうと思った次第。

こうやって、相手によって話し方を変えるのは当然の事で。
電話をかけた時の第一声も相手によって変える。
何かの問い合わせの時は「お忙しい所申し訳ございません」だとか、客先なら「お世話になっております」だとか。
だけど、私の場合は家族相手には名乗りさえしない。
前に母親に電話している男性が、ちゃんと「○○です」と名乗っているのを見て育ちが良いんだなと思った事がある。
「オレ」って言う人は好きじゃないけど、「○○」って名前だけ言う人が殆どで「です」まで付ける人は滅多に見たことがなかった。
母親の耳が遠いらしく、3回聞き返されえたけど。最後まで「です」を繰り返していた。
ちょいと見習わなければと思ったけど、気恥ずかしいので今更変えられない。

その点、我母上はちゃんと私に対して「こんにちは」だのと挨拶をするところが偉い。
そういうところは偉いんだけど。
夜8時半ぐらいに、私が止めるのも聞かずに車の営業マン君に電話をして。
しかも、挨拶もせず名乗りもせずに開口一番

「あら、まだ仕事してるの?」

っていうのは、どうだろう。
彼氏相手に電話しているようなノリではあるまいか。
大体、仕事してなきゃ客である母上からの電話に出ないだろう。

一緒にいる時間が多いので、少し観察してみると。
友達にも姉妹にも子供にも「こんにちは」等の挨拶を付けているのに、営業マン君には付けない事が多い。
電話での挨拶は、その相手との親しみ度が出るもんだと思う。
気を使わなくて良い相手順に挨拶が省略される気がする。
となると、母上にとっては家族よりも友達よりも営業マン君ってことになる。

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