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2006年08月15日(火)
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墓参り |
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なんか・・・Microsoftから来る自動更新ってやつを先日やって以来。 IEを開く時に勝手にAcrobat起動画面が出る現象が時々あるんですが。 起動画面が出るだけで立ち上がりゃしない不思議。 なんだべか?
さて。 本日は終戦記念日。 本当は、栃木に行った際に聞いた末オジさんの話を書く予定だったんだけど。 母上と話して戦後61年とはいえ、やっぱり微妙な話かもしれないってことで詳細は取り止め。
末オジさんは、M伯父ちゃんが私の腕を掴んでヒソヒソ言うには、偉い立場の人だったそうな。 だから、当時は気軽に話し掛ける事など出来ない遠い存在だったと。 末オジちゃんは旧満州にいた。 私は、そこでの話を聞いてきたのだけど。 やっぱ、そうさね。微妙さね。
お寿司を食べずに「これ、うまいよ」と私にクッキーを勧める末オジちゃんの顔は可愛らしく。 隣に立って、「おや、背が高いなぁ」という末オジちゃんは優しい穏やかなお爺ちゃんでしかなくて。 この顔が戦時中は違っていたんだろうなんて想像は出来なかったんだけど。 当時の全ての出来事を何年何月何日まで覚えていて語る末オジちゃん。 物覚えが良いという域を越えている感じがした。 ってか、私が頭悪いのか。 せっかく教えてくれても年月日は綺麗さっぱり忘れてしまったわ。 頭の悪い私の為に、何かに書いてくれないかな。 けど、今度は達筆すぎて読めない可能性が出てくるかもしれぬ。 勿体無いよなぁ。
ということで。(無理矢理話を墓参りに) その末オジちゃんの10歳離れた姉である私の祖母のお墓参りに、母上と共に行って来た。
お盆なのに。 祖母は新盆なのに。 誰も来てくれてないんだね。
母上と二人して驚いてしまったさ。 花はカラスの悪戯か、外に出て干からびてるし。雑草も生え放題だし。水は汚く濁ってるし。墓石はコケだらけだし。 って、一説によるとコケは取らない方が良いとか。 でもさ。お水かけて軽く拭いたら取れちゃうから。 誰も長いこと掃除してあげてないって事だから。
昨日書いた日記に一つ間違えが。 お墓に眠ってるのは、伯母じゃなくて叔母。父上の妹さんだった。 全部覚えてくるのは無理だったけど。 祖父は享年37歳。K伯父さんは享年40歳。叔母さんは享年1歳。祖母は享年99歳。 祖母は、祖父の2倍以上を生きてきたのだな。 祖父は3月。K伯父さんは7月。 我姉妹達が小さい頃に誰かの葬儀に出たって言ってて。 それが祖父か伯父か分からないって言ってたけど、それは私が生まれた2年後に亡くなったK伯父さんの事なんだろう。
こんなに沢山身内が眠ってるお墓なのにな。 なんで誰も来てないんだろうな。 祖父母の子供の内2人は、徒歩5分以内のとこに住んでるのにな。 M伯父ちゃんだって、駅一つのところに住んでるのにな。 おせがきに来たって言ってたから、お盆は来なくて良いのかな。 周りのお墓は綺麗なお花があって。掃除もされていて。 なんかさ。逆に目立ってたさ。
父上は最初、このお墓に一緒に入れないか?ってM伯父ちゃんに言ったんだそうだ。 M伯父ちゃんには子供がいないから。 父上が入れば子供達が墓参りに来るからって。 けど、却下されて自分のお墓を作ったのさ。
父上のお墓には、今日は元従業員のおじさんも墓参りしてくれたそうだ。
なんか。なんつーか。 以降、愚痴。
祖母の葬儀の後の食事の時とかに、私たち家族はM伯父達と一緒に話して笑ってて。 それに対して父上兄弟の末っ子である叔母が非常識だと言わんばかりに憤慨してたっぽいんだけどさ。 そういう事に厳しいくらいの人なら、常識として墓参りとかするんじゃないの? 亡くなった時に棺に自分の不幸を一緒に持っててくれるからとかっていう、本当か嘘か迷信か知らないけど、自分と子供の髪の毛入れたり。 お寺代わりにお墓に毎日「息子どうにかして」みたいに拝んでるとか言ってたり。 なのに、なのに、なんでお盆に墓参りしてないの?
そもそも、祖母に可愛がられていたのは伯父ちゃんや叔母ちゃん達で。 孫にしたって、側にいて凄く可愛がられてたのは叔母ちゃんの子供達で。 父上は祖母を母親として近くに感じて育っておらず。 私たちも祖母という存在を身近に感じて育った訳でもない。 それでも、祖母は祖母だから。 祖母として慕っていたし。 父上も自分の出来る限りの親孝行をしてたと私は思うし。 何をしてもらったからじゃなく。 祖母だから。母親だから。兄弟だから。 そんだけなんだけどさ。
情がね。 無いのね。 情っていうか、仁義が欠けてるのね。
って、今回、父上の墓参りに行ってない私が偉そうな事は言えまへんな。
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