ほり日和 もくじ|昨日|明日
そんな日は、やたらパチンコで勝ったり、恋人とうまくいったり、 好きな人に告白してOKだったり、仕事がうまくいったり。 何から何までいい事尽くめ。 しかし、その逆だってある…。 つまり、朝から晩まで運が悪い日だってあるっていうこと。 それが今日。 そもそも雨の日って事自体、俺にとってはそう。今日は……、 天中殺かと思いました!! 朝、俺の携帯が鳴る。その音で目が覚める。曲名はNHKのプロジェクトXで お馴染み、中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」(エンディングの方)。 この着メロ曲は、主に職場関係から電話があると鳴るよう設定してある。 時刻は8時15分。電話の主は社長の奥さん。 サァ〜〜〜……(血の気の引く音) 大遅刻である。 今思えば過去最高の遅れ方。よりにもよって前日、別件で社長に怒られた ばかりだと言うのに、その矢先の大遅刻。ヤベェェェェェェェェ!! 俺はダッシュで飛び起き、支度をして家を出る。この時、慌ててたせいか、 靴下を履くのがめんどくさくて、サンダルで出かける。 もう地下鉄の中では、心臓がバクバクしてた。 9時ごろ、会社到着。通常の1時間遅れで仕事にかかる。 この時、雨が降っていた。家を出るときは降ってなかったのに。 慌てて出てきたので傘なんか持ってきていない。 配達は、上司の方が半分くらい行ってくださってて、残りを請け負う。 配達も終わりになりかけた頃、とある重大事実に気づく。 朝、慌てて履いたあのサンダル。 こいつは以前、苦汁を舐めたあのサンダルじゃないか!? このサンダルについては去年の9月6日の日記↓ http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=95442&pg=20020906を参照。 いかん。過去の忌まわしき記憶がよみがえる。しかも今日は雨。 あの日も雨だった。条件はそろっている。 さらに不幸な事に、その去年の9月6日に2度もすっ転び、挙句、前で 階段を降りていた人にスライディングタックルを敢行したアノ階段に 今日も行かなきゃならないじゃないか!? 俺は、過去の失敗を乗り越えるべく、その階段を慎重に降りることにした。 そしてその階段。現場は地下鉄栄駅の1番出口である。 慎重に…。慎重に、シンチョ〜〜〜〜っに階段を下りる第一歩を踏み出す! ツルンっ ズダ〜ン!! 痛ッテェェ〜〜〜!!? 慎重どころか、豪快に第一歩を踏み外すッ!! そのコケ様は、周りの人が息を飲むほどだったらしい。 たまりかねたオーディエンスが「大丈夫ですか?(ただし必死に 笑いをこらえ含み笑いになってる)」と聞いてくる。 は、ハズかしい…。 この階段で俺は腰とケツの間辺りを痛打ッ!夜まで引っ張る痛みとなる。 不幸中の幸いなのは巻き添えを食らった人がいないこと。 しかし、この後・・・ 普段せいぜい2往復くらいしかしないこの階段を 今日はよりにもよって、5往復する羽目になってしまう。 もう、階段を上り下りする度に、俺はビクビクし、慎重に 上り下りを繰り返す。そんなに俺を転ばせたいのか? 不幸はそれだけでは終わらない。 ついてない日はとことんついてないのである。この他に、 『昼飯用に家から持ってきた「どんべえ」。お湯は会社にあるけど 箸がない!箸を持ってくるの忘れる。 コンビニに貰いに行くが、雨脚が強くなった雨に散々。 走りたいところだが、ここでもサンダルがハイドロプレーニング現象。』 『昼休憩後、トイレに行く。 大きいほう。快便。水流す……。 イキナリ、詰まる! もう一度流す……。 逆切れと言わんばかりに、トイレが逆流する! 後始末をさせられる…。』 『タバコが切れる。 配達途中のコンビニで買おうと思う。 ”パーラメント1”を注文する。ちなみに300円。 財布をあける。 299円しか入ってないッ!? 店員と無言の間ができる…。 買わずにコンビニを出る。』 『銀行にお金をおろしにいく。 ちなみにUFJ。ATMコーナーは満員。 しょうがないので並ぶ。待つこと9分ほど。 …やっと自分の番になる。ATM機の前に立つ。 ピーッ!! 突如、ATMが故障する! 隣のATMが空く。 すかさず、僕の後ろに並んでたおばちゃんが入る。 お金おろせず、店を出る。』 と……、 こんな感じで散々。さすがに仕事後は何もなくなったが。 あんまりな一日である。さすがに「今年厄年だっけか?」などと考えてしまった。 仕事後は昨日買えなかったバスチケットを買いに。 結局社長には月曜日はお休みする旨を伝え、日月で行くことに決定〜。 このあと不安だったのは、このチケットを紛失しやしないかという恐怖だった。 何かとオチのある我が人生。自分で言い切れちゃうのも、 逞しいんだか、悲しいんだか、イマイチわからにゃい。 いろいろ考えさせる日だったというのは、人の話でたまに聞くけれど、 色々、"考える暇もないほど不幸がやってくる日"と言う風に形容するのは 世界で俺一人くらいだと本気で思った一日だった。
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