ほり日和  
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2003年09月02日(火) 元気を出して

その一言だけで、僕は救われることがある。

ストレートに、その一言。「頑張れ」でもいい。

とにかく僕は単純な生き物らしい。



「元気ないね」

今日、アルバイト中、同僚から不意にそう言われた。

確かに普段の自分から比べたら、そうだったかも知れない。

僕は朝はいつも元気がない。

それが徐々に徐々に、まるで太陽が南の空へ昇っていくように、

寒い冬に、車のエンジンが少しずつ温まっていくように、

目が覚めていく。昼頃は全開だ。

朝元気がないことを、僕はいつも血圧が低い所為にしている。

いや、きっとそうだと思う。

でもそれは問題じゃない。

人に言われるまで、元気がないことに気づかなかった。

不意に気づかされた、その言葉で、僕は何か物足りなさを感じた。



アルバイトの中で一際大きな声で挨拶する人がいる。

その人は、時々挫けたりするけど、常に前向きで

すぐ立ち直る。その時、自分にも周りにも「喝」のような

エールを送って。その人に最近会っていない。



僕は単純な生き物だ。きっと他の人もそうに違いない。

誰かに言われる一言が、その日の自分のやる気に生まれ変わる。

そんな単純な生き物に生まれてよかった。


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