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2002年09月26日(木)
南ア戦
(れん) 晴れ
今、ICCチャンピオンズ・トロフィー・スリランカ2002というトーナメント戦が開催されてまして、昨日、インドチームはコロンボで準決勝、南アフリカ戦でした。なにせ対するは、世界屈指の強豪、南アチーム。選手はもちろん、全印人男性も、前日から緊張感漲りまくり。昨年から今年前半までの低迷期を、若手ルーキーの活躍でやっと抜け出してきた感のインドチーム。このトーナメント、一試合一試合にインドチームの将来にとって重要な意味が。日曜のイングランド戦では、脅威の粘りと集中力で執念の勝利を収め、テンションは選手、全印人男性ともに昂りまくりで迎えたいよいよの南ア戦。
ゲーム前のベットでは、南ア勝利がRs.0.8/1ルピー、インド勝利はRs.1.15/1ルピー。やっぱり南アは強い、との予想。しかしやや僅差になってることを考えると、やはり先のイングランド戦でのインドチームのパフォーマンスは、かなり評価されてる感。スコア的には、インドが250ランがRs.0.3/1ルピー、275ランはRs.0.7/1ルピー、300ランとなるとRs.1.5/1ルピー。280ラン前後が予想屋達の目算。インドにしてはかなりなハイスコア。最近の好調を大いに加味しての数字、プラスアルファ、インドは最低このくらいはスコアしないと、南アにはまったく歯が立たない、勝ち目は無いといった含みも暗示している。対する南ア。250ランはRs.0.22/1ルピー、275ランもRs.0.65/1ルピーと低く、300ランでRs.1.4/1ルピーというレート。300ラン弱といったところか。最低でも280ラン超。やはり実力の差が歴然と。スコア的にも、南ア優勢はしっかりと数字に表れてる。
ちなみにインディアン・バッツマンのレートはというと、テンドルカールはハーフがRs.2.5/1ルピー、センチュリーはRs.10/1ルピー。調子はいまいちでも、やはりマスターブラスター。神の領域に君臨するバッツマン。このところ調子のいいスキッパー、ガングーリーはハーフでRs.3.25/1ルピー、センチュリーはRs.20/1ルピーと、最近の安定感が如実に数字に。こちらも最近調子のいいインドチームの甘いマスク、ラフール・ドラヴィドはハーフRs.4/1ルピー、センチュリーでRs.15/1ルピーと、爆発力に期待大。
先攻はインド。261ランをスコア。ベットからすると、南ア戦ということを考えるとやはりかなり厳しい数字。テンドルカールとガングーリーの不振が痛い。しかし、ドラヴィドの安定感をアピールする49ランはさておき、イングランド戦での勝利の立役者セーワグの59ラン、そしてユヴラージの62ランと、最近のインドチームの傾向である若手の躍進と成長を象徴するようなスコア構成。というよりも、毎試合こういう傾向が続くと、インドチーム自体が今、ある意味変容期なのかと思わせられる。チーム全員の粘りと執念が、ここまでスコアを伸ばした、という感。
そして南アの攻撃。一番手のパートナー、ギッブスとスミスが登場するも、なんとスミスがまさかの5ボールでアウト。しかしここからが凄かった。代わったカリスとギッブスのパートナー、打って打って打ちまくり。パートナーシップ178ラン。カリスは97ランとあと一歩でセンチュリー。ギッブスはセンチュリーを決め、119ボールで116ラン。4を16も放ち、序盤からハイアベレージのパワーゲーム。このパートナーシップの猛攻に、インドチームはおろか、お茶の間の全印人男性もたじたじ。しかし、なんとギッブスがまさかの脱水症状リタイヤ。南半球地中海気候を満喫する南阿人には超高温多湿南亜過酷気候は厳しかったか。このアクシデントを機に、流れは一気にインドチームへ。ハルバジャン・シンとセーワグが相次いでアウトをとり、南アは僅かに10ランとどかず、なんと予想を大幅に下回る251ランで50オーバー。運と気候も味方につけてか、インドチームが接戦をものに。マン・オブ・ザ・マッチは、日曜のゲームのようなセンチュリーこそみられなかったものの、59ラン3ウィケットと、チームと全印人男性の期待に十二分に応え、攻守ともにチームの勝利へ貢献したセーワグが。こうした勝ち方ができるようになってきたインドチームには、勝利の女神をも振り向かせずにはおかない、ゲームへの執念と集中力が際立つ。底力がついてきた感。インディアン・スキッパー、ガングーリーも満足だろう。
僕はテレビを持ってるのですが、ケーブル代金払えなくて、まあめんどくさいし、去年からテレビはお蔵入り。なもんでクリケット中継観てなかったんですが、しかし昨日はどこへ行ってもテレビはインド・南ア戦。行く先々でスコアをチェックしーの、ポケベルに入る試合経過をときどきチェックしーの、でした。それにしても、昨夜の街はほんと静か。だって、みんな家で中継にクギヅケ。南アの猛攻凄くってインドはかなりやばかったんで、もうみんな静かというか暗かったというか暗澹。10時くらい、しかし突然の熱狂が。地響きの如く。上に書いたように、突然の降って湧いたようなインドのチャンス。んで相次ぐ南アのアウト。もうみんなその瞬間瞬間、どこの家からも、ウウウォォー、とか、イイヤヤャャー、とか、ヒヒャャググゥゥー、とか絶叫絶叫。んで大喝采の嵐。最後はもう大興奮で、相当嬉しかったようで、試合終了後、みんな表に出てきては拍手喝采、観戦感想会大声で。ヒンディームービーダンスナンバーもフルボリュームで。んでなんでか分かりませんが、若者はバイクとか車とかエンジンかけて、ブオーンブオーン、と吹かしては駆け回る。カーステはもちろん大音響。昨夜は花火も上がってました。バクチクもかなり。大騒ぎおおはしゃぎ。
チームも全印人男性も、みんないい夢みたんでしょうね。 いや、夢じゃない、これが現実だ、とのお叱りが耳に。 失言でした。
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