インターネット上に日記を書き始めて、早1ヶ月。
ペンを持って紙に書くよりも自分が思っている事が書けるのが不思議。
書いている瞬間はあきらかに誰かに読まれているなんて事は考えていない。
今日は何処どこに行った。とか今日は何々をした。 ってだけのものは書くつもりはない。
俺はこの日記を書きながら自分とセッションしている。
バンド組んでスタジオ入ってセッションしているのと全く同じ。
セッションしている時というのは、あっと驚くようなフレーズが 急に生まれて来たりする。
もちろん曲として完成されてるわけじゃないけど、 すっげ〜のが生まれる時がある。
そしてバンドメンバーと煮つまりながら音楽を作り上げていく。 録音したテープを何回も聞き直したり、何回もやり直して結局一番始めに 作ったのが良かったり、
悪かったり自分たちの中にある「OK」が出るまで
何回もやりながら自分の感性を育て間を感じ空間を埋め尽くし、 うねりを上げ突き抜け、冷静に狂ってないと生まれて来ない。
そしてどんどん音は録音されていく。 未完成と言う名の完成品のまま録音されていく。
どこで終わらせるか?、自分だけが終わらせる感触を知っている。 その感触が常に古くなればいい。
夜の12時頃、ウッドベースとドラムが聞こえて来たら俺は トランペットを吹き始める。
その日思った事、感じた事を一発勝負で俺はトランペットを吹く。
誰に宛てるでもなくトランペットを吹く。
そしてまた録音されている。 未完成と言う名の完成品のまま録音されていく。
気が付けばインターネット上に日記を書き始めて、 はや1ヶ月が過ぎていた。
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