タウンズ・ヴァン・ザント
「High,Low and In Between」
傑作を手に入れた。
これからの俺の人生、まだまだ捨てたもんじゃない。
ドツボにはまる音楽がある。
内省的であるが、センス抜群の攻撃的ロックなサウンドが
随所にアコースティックギターの音から
晴れやかなピアノの音から感じられる。
そして、独自の暗さがある。

タウンズ・ヴァン・ザントはちょっとそんじょそこらの音とは
違う気がする。
なんなんだろう。これは。
「詩」だ。
歌詞の内容とかでは片付けられない音が。
「詩」なんだ。
うまく言えなくてすみません。
もちろん、
ディランもニールヤングも大好きだ。
フォークロックが好きで
BLUESが好きで
ロックが大好きで
カントリーやフォークソングは
そのまんまのはほとんど聴いていないが
(そのまんまは今の所、興味ないんだが)
ただ俺が好きな音楽の軸に
フォークロックが確実にあって
そこには
カントリーやフォークソングの要素がもちろん入っていて、
ジェリー・ジェフ・ウォーカー
タウンズ・ヴァン・ザントは
フォークであり、カントリーであり
バリバリBLUESであり
反発的なロックの魂がぶっとく奥底に根を張っている最強のフォークロック
な気がしてならず
つまるところ、それは
ディランであり、ニールヤングに通じるのだが
そのいぶし銀さが半端なく感じる
偉大なミュージシャン。
窓を開けた時に気持ちよく入ってくる風のようで
夜明け前の静けさのようで
明け方、団地の壁に映る陽射しのようで
夜中に見つめる星空のようで
雨の日に視界が霞んでいるようで
暗い日の涙のようで
草原に寝転ぶ大の字のようだ。
全くセンスのかけらもない例えで申し訳ないです。