村上春樹 著
「猫を棄てる」
友達からの紹介で早速読んだ。

村上春樹の文章は良いですよやっぱり。
自分も文章を書きたくなる。
頭を整理して、書くことで、
片付けたくなる。
伝えたいことのすべては伝えられない。
言いたいことのすべては言えない。
ただ生きている限り
存在している事実がある。
自分の周りに不思議なことが起きる。
それは見方を変えたり、相手の立場になってみると不思議ではない。
あらゆる一粒一粒が勝手にあって今がある。
父と子の関係も、親子であるがそれ以前に各々自我のある
一人の人間であり、心が通じると思っていること自体が大きな間違い。
それぞれの今がある。過去がある。
個人だけではない、国、時代。すべてに過去があるから今がある。
この先どうなるかわからない。
それはどうにかなる。どうにでもなる。どうにでもなれる。
この先、何が起きても絶対あってはいけないものは
人が人を殺しあう戦争。
「猫を棄てる」を読んでそんなことを思った。