< 過去  目次  未来 >
猫を棄てる


村上春樹 著
「猫を棄てる」

友達からの紹介で早速読んだ。



村上春樹の文章は良いですよやっぱり。
自分も文章を書きたくなる。
頭を整理して、書くことで、
片付けたくなる。

伝えたいことのすべては伝えられない。
言いたいことのすべては言えない。

ただ生きている限り
存在している事実がある。

自分の周りに不思議なことが起きる。
それは見方を変えたり、相手の立場になってみると不思議ではない。

あらゆる一粒一粒が勝手にあって今がある。

父と子の関係も、親子であるがそれ以前に各々自我のある
一人の人間であり、心が通じると思っていること自体が大きな間違い。

それぞれの今がある。過去がある。
個人だけではない、国、時代。すべてに過去があるから今がある。

この先どうなるかわからない。
それはどうにかなる。どうにでもなる。どうにでもなれる。

この先、何が起きても絶対あってはいけないものは
人が人を殺しあう戦争。

「猫を棄てる」を読んでそんなことを思った。


2020年07月10日(金)

 < 過去  目次  未来 >


MAIL