クリーム泡立ててコーヒー飲みたい。(ノイク) |
司のこの一言でとんでもない事になった。 クリームを泡立てることは・・・確かに不可能な事じゃない。 でも泡立て器が部屋にないため手頃なタッパに生クリームを入れ、ふった。 部屋にいた後輩2人も強制参加させようやく固まってきた。 ・・・甘味を付けなければ。(砂糖を入れようとのこと) 司も私も疲れていたんだろう。何を思ったか、ガムシロップを手に取り3個ほど入れた。 再び液体に戻ったので振る。とにかく振る! しばらくして、様子がおかしいことに気付き開けてみると・・・ そこにはすでに分離しかけているクリームが! 慌てて部屋にあったボウルに移し、割り箸でかき混ぜた。 (何故ボウルがあったのかとは聞いては行けない。) 割り箸では歯が立たず、近くを通りかかった日華ちゃん(3年なので自由登校)に助けを求める。 苦肉の策で針金を使用して手作り泡立て器を工作した。 そこから先はよく知らないが、きちんとクリーム状になったものを司が持ってきた。 ここまでの時間、測ったわけではないが3時間近くかかっている。 出来上がったものをコップに入れ、先に煎れてあったコーヒーを入れてみんなで飲んだ。 ・・・私以外は。 私のコップには先にコーヒーが入っていた為上からのせる形になった。 「ノイク〜、入れてやったぞ〜。」 司に呼ばれ振り返ってみるとコーヒーの痕跡はなく、そこにあったのは口ギリギリまで盛られた生クリームだった。 「・・・司。私にこれを飲めと?」無駄だと思いつつも、とりあえず聞いてみる。 司の表情は怖いくらいの笑顔で背後には『絶対に飲めよ』と太字で書かれている気がした。 なんでこんな事になったんだろう。なんて思いつつ、全部飲みました。 もちろん、そのあと気分が悪くなったことは言うまでもないです・・・(涙) クリームと相性の悪い私でした。
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2002年02月08日(金)
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