宝石商と俺 |
なんだか「ぼくのなつやすみ」系なタイトルですな。 まあバイトをせっせとやってるわけですよ。 目的も無くバイトするのもなんだなぁ・・・(交通費だなぁ・・) 一応11時から9時までやるわけですよ。 時給830円で。いくらになるのかは算数が好きな人が計算してください。 俺はバカなので計算する気も起きません(ごまかされても分かりません)
それはそうとして皆さん宝石はお好きですか? 俺は金が好きです。宝石も好きです。宝石はすぐお金になります。なので種類はなんでもいいです。 身に付けることは無いので宝石は課金アイテムという感覚なのです。 それは宝石好きじゃないだろうとツッコまれると身も蓋もないのですが・・。 俺は宝石商・・というか宝石屋になぜか顔を覚えられています。 まあ・・宝石を買ったからなんですが・・・。 2年以上前の話なのに良く覚えていたなぁ・・売れてないのかこの店はと。 なんで宝石買うことになったんだと言うと・・・・。
高校一年生・・11月の事。(2000年) まだツインタワーがあった頃です。 バイトを始めて数ヶ月。 目的はパソコン!当時はアナログ人間。 金は無い。パソコンも無い。オマケに知識なし。 そして今ほどのタイプ能力もありませんでした。 んでダイエーにて・・・・・・。
ダイエーには宝石屋がいくつかありまして。 でも俺には縁がありませんで。 0が余計に付いてるだけと思えればいいんですが・・・。 100円とか200円とかの世界で生きてる俺には未知の大陸を遠くから眺めるような感覚でした。 当時の俺の時給は730円。安い・・ですが高校生ではこんなもんでしょう。 せっせと働いて月の給料は3万前後。 パソコンを買うにはちょっとどころではない道のりでした。 家が狭い事もあってディスクトップは不可能なのでノートパソコンという決定事項もあって余計に金が要ることになってしまいました。 今は老衰しかけてるビブロ君も当時は結構新しい方のパソコンでした。 とりあえず半額の十万くらいは貯金に溜まってきていて。 うっすらとパソコンが手に届くか目に見えるかくらいになってきていたのでした。 そんなある日・・・・・。
ダイエーで働いていたので行く機会が結構あるので・・・。 たまたまブラついていたわけですよ。 しゃれっ気がほとんどないので服を見るわけでもなく・・・ゲームはチェックしましたが。 んで宝石やがたまたま目に止まったわけです。 こーんな色の付いた石がなんでこんなに高いのかなぁ・・と。 ぼんやり眺めていたわけなんですが・・・。 そーいや〜今月は親の誕生日だったなぁ〜(あんまりよく覚えてなかったが) ここで思い出した場所がケーキ屋ならケーキを買って終了だったんでしょうが・・。 思い出した場所が宝石屋だったというのがヤバイですね。 結構深く考えずに動く人間なのでぼんやりと。 「ああ・・誕生日ならなんか買ってってやるか・・」(ぼんやり) んで惰性で宝石を購入。 しかもサファイアの指輪(本物)二万円也。 指輪の大きさがあってるかどうかも分からないのに購入。 今考えれば9号とか11号とかあったんだろうにな。 そういう知識はないのでしょうがない。 おばはんに「あら〜ずいぶん親孝行なのね〜。ウチの息子と同い年なのに」 ・・・・別に親孝行を意識して買ったわけでは無いんですけどね。 たまたま宝石屋だっただけなんですけどねぇ・・。 ケーキ屋だったらもっと低価格で済んだんだろうになぁ・・・。 ぼんやりの行動なので高いだのなんだのとはその時は考えていなかったようです。 家に帰ってプレゼントしたら泣くほど喜ばれましたが・・。 こっちにはさほどそういうのを期待した何かと言うのがなかったのであまり感動しませんでした。 高い石でした。高い青い石でした。なんで青い石だったんだろう・・。 それすらあんまりよく覚えてません。(多分赤だと恥ずかしかったからなんだろうな) とりあえず女性は宝石に弱いと言う事が分かりました。 今度こそはぼんやりしながら宝石屋の前を通らないようにしようと思いました。
ちなみにその指輪買ってすぐに宝石だけが取れて修理に出されるというオチがしっかりとついてます。 さすがにあまりに哀れだと思ったのかタダで修理してくれましたよ。 それのおかげでその宝石屋にはしっかりと顔を覚えられてしまっていて未だに声をかけてくれます。 ちょっとだけ宝石に詳しくなりました。そして衝動買いは良くないと言うことを二万円の宝石で学びました。 親の笑顔を差し引いてもちょっと高い授業料でした。
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2003年03月30日(日)
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