スーパー爺

「ちびっとチベット行ってくると実家に帰った俺にいきなりオヤジギャグのハードパンチを飛ばした爺。
4月の26日から「ちびっと」行ってくるそうです。
ずいぶんと元気なじーちゃんだなと。
昨日居酒屋でそんな話題が出たので日記にでも書こうかと思いまして。

じーちゃん(72)
戦争に参加一歩手前で終戦。
山形から神奈川県へやってくる。
消防士になる(しかも日本のじゃない)
ばーちゃんと結婚。子供二人生む。
40人隊長になる。(自分の上司は全員アメリカ人)
定年退職。
老後を楽しむ。

こんな具合です。(アバウトすぎか?)
ちょっとやっぱり普通のじーさんと違う人生歩いてきてます。
消防士ってのはちょっとかっこいいですが・・・。
日本のじゃないってのがなぁ・・・。
日本のじゃないといいますと・・・・・。
アメリカのです。映画に出てくるようなああいうアメリカンな消防服着てました。
帽子が似合ってませんでした。サイズがアメリカンサイズだからか・・・?
横須賀にアメリカの基地があることを前に説明したと思いますがあそこは治外法権になってまして多くのアメリカ人が住んでるんですよ。
学校から何から何まで揃っていて一つの町になってるんですよ。
日本人は入れないので全然中がどうなってるのかは知らないのですが。
とりあえずそんな感じらしいです。
一つの町ですから当然警察も消防署もあるわけです。
そこの消防士だったんですよ。
だから日本のではないんですね。
小さい頃一日おきにしか帰ってこないのが不思議でしたが消防士だから泊り込み交替制だったんですね。
俺が物心つく頃には定年退職していたのであまり俺自身にはそれほど現役の頃のじーちゃんというイメージはほとんどないのですが・・・。
ばーちゃんに聞くと面白いエピソードがいくつかあるらしいのでネタにしましょう。
(え?ここからネタってことはコレ前フリ?長いな〜)

定年退職一週間前―
火事があった(当たり前だな)
定年一週間前なのになぁと出動〜。
その時の身分はもう隊長クラスだったので部下と一緒に行ったそうです。
子供が中にまだ残ってるというのでじーちゃんは助けに行き・・・。
バックドラフト(室内に可燃性ガスが充満し酸欠状態で急に新鮮な空気が供給されると大きな爆発音をたてて火炎が一挙噴出する現象)に遭い死にかけたそうです。
バックドラフトなんて映画でしか知らないぞ!すげえな爺。
仲間が助けに来てくれなかったら本当に死ぬ所だったそうです。
でも軽いやけどや酸欠になったので救急車で運ばれたそうです。
これにビックリしたのはばーちゃん。
一週間前なのに救急車?!と心配しながら病院へ。
そして爆笑。
え?なんでそこで爆笑になるかって?
どうやら急いで救急車で病院に連れて行かれたらしくそのままの格好だったそうです。
顔が真っ黒で最初誰だか分からなかったそうです。
定年一週間前にして死にかける。
ある意味伝説ですね。話に聞いたのはこれだけですが聞けばもっといろんな武勇伝があるかもしれません。
死にかけたのはこれだけじゃないらしいです。何度もあったそうです(当たり前だな)
冒険心たっぷりですな。危険を顧みないからこんな情勢が不安定なのにも関わらず飛行機乗って外国へ旅立ってしまうんですね。


身内ネタはあまり面白くないな。
わが一族は結構面白い人がいっぱいいるんだけどなぁ・・。
ジャズマンとかも居ましたね(横須賀ジャズの町ならでは)
愉快な一族です。

2003年03月31日(月)

いんこのつぶやき / 司

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