麻綴り
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2002年08月06日(火) ひとりでお泊まり

娘を前橋においてきました。
今週いっぱい、母親業は休業……ということで、夏休みをエンジョイさせていただく予定です(仕事は休みじゃないけど)。

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昨日は、娘と一緒に、午後2時過ぎに出かけて、電車で高崎まで行きました。
電車はさほど混んでいなくて、大宮の先ですぐに座れました。
娘は、「いつ着くの〜?」「まだ〜?」と、そわそわ。
私は半徹夜状態で、眠くてたまらなかったのですが、娘は興奮して、いっこうに眠くなる気配なし。
手元にあったハンカチや小物で「ごっこ遊び」をしているうちに、ようやく高崎に到着。

迎えに来ていた私の両親とおちあい、車で実家へ。
その段階ではまだ、私は泊まるかどうか決めていなかったのですが、結局泊まることにしました。

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娘は大はしゃぎ。昨日も今日も、おばあちゃんやおじいちゃんにプレゼントを作る、といってあれこれ工作らしきものを始めたり、幼稚園の宿題をしたり、やすみなく動き回っていました。
夜も、寝付きはよかったし、ひとりでお泊まりもへっちゃらなようです。

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私は娘をおいて、今日の昼頃、こっちに戻ってきました。
駅までおばあちゃんの車で送ってもらいましたが、同乗して行った娘は、途中で眠くなり、別れるときも寝ぼけまなこで「ばいば〜い」と手を振っていました。

その後、娘はおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に、温泉&プールのある施設に遊びに行ったようです。
さっき電話してみたら、疲れて寝ているとのことでした。
楽しそうで何より。

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私は、こっちに戻ってきて、ハープを練習して、昼寝をして、義母と鉢植えを買いに行って、夕食を食べたところです。
娘がいないと静かですね。

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今回、実家に持っていって読んでいた本のことをちょっと書きます。
実家で読み終えて、今日、帰りの電車の中でも読み返していたのですが、とても面白かった……。

ローズマリー・サトクリフ作『ケルトの白馬』(ほるぷ出版)

私は、ケルトの渦巻きや、流れるような不思議な文様に、とても惹かれます。そこには、確かに魔術的なものが宿っていると思うし……。
この本の主人公が、竪琴弾きの音楽を聴きながら、それを絵(というか文様?)に描いていく、というシーンがありました。音楽と美術が絡み合い、溶けあう瞬間……。なんだか、それがとても胸に響いてきて……。
読んでいて、無性にハープが弾きたくなりました。
私も、ハープの響きで魔法が紡げたら、と切に願ってしまいます。
ケルト特有の旋律や装飾音を弾きこなせば、いつか私にも、魔術的な空間が作り出せるのでしょうか?

大好きなR.A.マカヴォイの“The Book of Kells”にも、主人公がケルトの渦巻き文様をトレースしていたとき、それがイリアン・パイプ(アイルランドのバグパイプ)の音楽と重なり合って魔法が起きる、という挿話があったっけ……。

全然、サトクリフの本自体の感想にはなってませんね……。
素直に入り込んでいける、よくできた物語だったと思います。
ケルトの芸術に惹かれたことのある者には……とても切実で、心を刺されるような物語でした。

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さて、仕事の原稿が来たので、仕事に移ります。
F1は夏休みで、ニュースも夏枯れですかね……憶測記事は、いろいろあるようですが。
今日のニュースは、WRCネタが2本と、その他が1本。

ではでは。


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