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| 2011年02月03日(木) 御ハナお姉ちゃん御ココを守る。 |
| 節分。御ハナが一年で一番恐れる恐怖のイベントである。私が鬼の面をかぶり平和な家族の夜を急襲する。去年御ハナはあれだけ事前に「鬼は外!」というフレーズを練習したにも関わらず、私が扮した鬼相手に「オニ! オ、オニ! オニハ! オニ!」としか言えず、しまいには豆を入れていた容器ごとぶちまける醜態を晒してしまったのだが今年は愛すべき妹、御ココがいる。「ハナね、鬼が来てもココちゃん守るの」と張り切っている。 「ウガーッ!」という叫び声と共に鬼の面をかぶり今年も御ハナを強襲する。いつ強襲されてもいいようには豆を入れた容器を常に手に届く範囲に置いていた周到さは御ハナらしい。涙を溜めながら「鬼は外! 鬼は外! 鬼は外! あ、福は内!」と、果敢に鬼に向かって豆を投げる。何度も豆を当てられて敵わないと思った鬼は「赤ちゃんを食べるぞー!」と、ベビーラックで寝ている御ココに狙いを定める。御ハナは一段と語気を強め、「鬼は外! 鬼は外!」と、御ココの前に立ちふさがり豆を投げ続ける。既に半泣きである。 「やられたー! またくるー!」と、節分の時の鬼の正式なフレーズがイマイチわからない私は両手を挙げて撤退。リビングから離れた暗い和室で鬼の面を取りながら今日も御ハナの成長を噛み締めたのでした。 |
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